Photo by Paul Williams
マクラーレンの顔といえば、ロン・デニスです。
アイルトン・セナやミカ・ハッキネンの時代もロン・デニスがチームを率いていました。
一時、マーティン・ウィットマーシュがCEOとしてチームを率いた時期もありました。
ホンダのカムバックを発表したのはマーティン・ウィットマーシュです。
しかし、ホンダが戻ってくる前にマーティン・ウィットマーシュは辞任し、その後はロン・デニスがCEOを引き継いでいます。
私はマクラーレンを強力に引っ張ってきたのはロン・デニスだと思っていたのですが、今回の退陣のニュースを受けて「チームの老害」だったとする記事も見うけられます。
実際のところはどうだったのか分かりませんが、マクラーレンにおいて、またF1において、一つの時代が終わったことは間違いないでしょう。
同じブラウンならザクよりロスのほうがいい
ロン・デニスが一線を退いてから会長兼CEOを解任されるまでの間、マーティン・ウィットマーシュがチーム代表となっていた時はまだよかったものの、ロータスからエリック・ブーリエがレーシング・ディレクターとしてやって来たときはびっくりしました。
簡単にチーム代表がチームを変わるとは思いもよらなかったからです。
こうして「ロン・デニスのマクラーレン」はわけの分からない組織になっていきました。
ホンダが戻ってくるとロン・デニスのマクラーレン・ホンダが復活したと喜びはしたのですが、エリック・ブーリエの働きが、より一層分からなくなりました。
さらにロン・デニスは新CEOにフォルクス・ワーゲンからヨースト・カピートを引き抜いたばかりでした。
マクラーレンは一体どうなってしまうのでしょうか?
……
そして発表されたのはエグゼクティブディレクターにザク・ブラウンが就任したというニュースです。
直接F1チームにどれほどの影響をもたらすのかは分かりません。
しかし、同じブラウンがニュースになるのならロス・ブラウンがマクラーレンへ加入というような流れを夢想してしまいます。
ロン・デニスが連れてきたヨースト・カピートがどうなったのか分かりませんので、代わりにロス・ブラウンを招いてみてはどうでしょうか?
ホンダがF1から去った後、ブラウンGPでタイトルを取った手腕は既に伝説となっています。
さらにはメルセデスGPの基礎を築いたのもロス・ブラウンです。
マクラーレン・ホンダをチャンピオンへ導くロス・ブラウンの姿を見てみたいと思いませんか?
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