最近は平井作品の最新作品を読もうとするとデジタルブックということになる。
「ボヘミアンガラス・ストリート」からパソコン通信を使って最新作品が読めるようになった。
「クリスタル・チャイルド」と「ウルフガイDNA」
「クリスタル・チャイルド」からはPDFで、
「ウルフガイDNA」からはT-Timeで最新刊は配信されている。
実は私はデジタルブックはさみしい。平井作品を手に入れた喜びが半減してしまう感じがする。
何故か?デジタルブックはパソコンの中だけのデータにすぎないからだ。
パソコンのハードディスクの中に記録されたデータは風前の灯火だ。
クラッシュすればあっという間に消えてしまう。
それを恐れてバックアップを取りまくる。そんなことがイヤなのだ。
ちょっとした時間に本を読む。でもデジタルブックはどうだ。
パソコンにスイッチを入れる。
のろくさと機械が立ち上がるのを待たなければいけない。
それが興ざめだ。
本当はハードカバーの本が好き。持ち重りのする存在感は自分だけのものを感じさせる。
手垢も汚れも私だけの作品を作り上げていくのだ。
[1999.11.18]
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