平井ライブラリー・幻魔大戦第7集には巻末に石森章太郎氏との共作「幻魔大戦」の原作が載っています。
スタートも「孤独な旅人」に乗り旅立つルナ王女は変わりなく、文章の多少の違いはあるものの完全な小説として原作ストーリーが公開されています。
コミック原作でありながら小説としての体裁を持った作品
これが平井さんという人なんだなと初めて読んだときに感動しました。
コミック原作でありながら小説の体裁を保っているのです。
小説版・幻魔大戦を読んでしまったあとも何の違和感もなく読めるコミック原作がすごいと思いました。
コミック原作の苦難の中であっても「言霊は死なず」
幻魔大戦のコミック原作を手がけられていた時代、平井さんは大変苦しい思いをされていたと何かで読んだことがありますが
それがバネとなってすばらしい作品を次々に発表されています。
どんなスタイルであろうと「言霊は死なず」ということなのでしょう。
他の作品の原作ストーリーも読んでみたいものです。
(以上 2000.1.17)
追記
ハルマゲドンの初出はこの本でした。
生賴範義さんのイラストが迫力です。
幻魔大戦の原作も読めるのですからお得な本です。
「平井和正ライブラリー」と銘打ってあったのですから、このシリーズでもっとたくさんのタイトルが出版されてもよかったと思います。
それこそ平井和正の全集に発展させて欲しかった。
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