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デスノートもプラチナエンドも大場つぐみ:原作、小畑健:漫画のコミックです。
デスノートは2004年4月に初版が刊行されています。
プラチナエンドは2016年2月です。
デスノートはアニメ化、映画化、ドラマ化され作品世界は拡がり続けています。
私もデスノートは大好きで、コミックス第1巻からそのストーリーに引き込まれてしまいました。
プラチナエンドも同じ作者だし、ストーリーも同じ系統なので期待していたのですが、読んでみると分かりにくく素直に楽しむことができません。
なにが違っているのでしょうか?
……
デスノートとプラチナエンドは共通性を持ったコミックのように見えます。
少し共通点をあげてみましょう。
死神と天使
デスノートもプラチナエンドも死神(リューク)や天使(ナッセ)が登場する荒唐無稽な世界です。
リアル感は全くありません。
主人公がキラキラネーム
デスノートは夜神月(ライト)、プラチナエンドは架橋明日(ミライ)。
「月」を「ライト」と読ませるのはかなり苦しいです。
月→月影→光→ライトと段階的に考えなければ無理ですね。
「明日」も「ミライ」はないんじゃ…
……
このように同じにおいのする作品ですが、私にはデスノートの方が上のように思えます。
それは…
デスノートとプラチナエンドの違い
デスノートは死神リュークが落としたノートからストーリーが始まります。
設定は単純でノートに名前を書けばその人が死んでしまうということだけです。
そのため、夜神月の行動やLとの頭脳戦・心理戦にストーリーの核の部分があるのです。
複雑なデスノートのルールもストーリーの味付けに過ぎません。
とても分かりやすい設定がスリルのある展開を可能にしました。
……
しかし、プラチナエンドは違います。
天使には「特級」「1級」「2級」の3つの階級があり、それぞれ人間に与えられるアイテムが異なります。
しかも、天使は13人もいることになっています。
アイテムは「翼」「赤の矢」「白の矢」の3つ。
さらに分かりにくいのは「赤の矢」「白の矢」の機能の違いです。
これらはストーリー設定の重要な部分でありながら、区別がしにくいため、プラチナエンドがデスノートほど楽しめない要因になっています。
プラチナエンドの設定
分かりにくいプラチナエンドの設定をまとめておきます。
天使の種類と人間に与えられるアイテム
- 特級:「翼」「赤の矢」「白の矢」
- 1級:「翼」「赤の矢」
- 2級:「翼」か「赤の矢」のどちらか一つだけ
赤の矢と白の矢の機能
- 赤の矢:射た人間を魅了させる
- 白の矢:即死させる
色だけでは機能を覚えづらいですね。ここに書くことによって何となく分かりましたが…
13人の天使の種類が覚えられない
ただ、13人も出てくる天使がどの種類なのかさっぱり覚えられそうにないので、アイテムをまとめても意味ないかもしれません。
この点がプラチナエンドを楽しめない最大の理由ですね。
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