書籍の電子化・自炊のはじめ方
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クリント・イーストウッドはダーティハリーが最高。マグナム44を片手に、殺し文句「Go Ahead. Make My Day.」がしびれます。しかし、ダーティハリーは山田康夫さんの声がピッタリです。

ヒーローズ

harry
Photo by Adriel Hampton 

クリント・イーストウッドのファンであると、このブログで何度か書いてきましたが、何故かクリント・イーストウッドやその作品について書いた記事がありませんでした。
スコット・イーストウッドのことは記事に書いていましたが…

クリント・イーストウッドの代表作といえば、やっぱり「ダーティハリー」ですね。
CGや派手なアクションはありませんが、そこがカッコいいです。

アンチ・ヒーローの典型のようなキャラクターで、愛用の大型拳銃マグナム44が特に有名です。

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ダーティハリー

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最初の作品は、たしかゾディアック事件をモデルにしているはずです。
迷宮入りしたサンフランシスコの連続殺人事件です。
栗本薫さんの小説のタイトルにもあったような…

最初から女性が狙撃される過激なシーンから始まります。
そこに、登場するのがダーティ・ハリーことクリント・イーストウッド。

名場面はハンバーガー店で食事中のダーティハリーが銀行強盗に遭遇。マグナム44をぶっ放し単身犯人たちを取り押さえるシーンです。

最後の1発かどうかを質問して犯人を捕らえるシーンは、エンディングの伏線になっています。名シーンですね。

私はこのシーンでも、殺し文句「Go Ahead. Make My Day.」(やれるものならやってみろ!)と言っていると思っていたのですが、確認すると違ってました。

もう一つ好きなのは犯人の電話で走り回らされるところです。
ハリーの泥臭さが最もあらわれたシーンです。

ドキュメンタリー作品のように飾り気のない映画ですが、若いクリント・イーストウッドが最高にカッコイイ作品です。

後にマンガでもマグナム44をぶっ放す刑事が出てきました。
平松伸二さんの「ドーベルマン刑事」です。
こちらも好きで読んでました。
その後が「必殺」みたいな「ブラック・エンジェルズ」だったでしょうか…

話がそれましたが、ダーティー・ハリーは、マンガのモデルになるほど有名な作品ですね。

言うまでもなく、1作目のこの作品が最も好きです。

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ダーティハリー2

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2作目は警察内部の悪を暴くというストーリーですが、ミステリー要素はあまりなく、白バイ隊員がいきなりマフィアを殺害します。

目には目を、無法には無法の裁きを。
ダーティハリーは悪を誅殺することをいとわないアンチヒーローですが、警察内部の無法な行為も許すことはありませんでした。

この作品は、ダーティハリーの行動原理が法の下にあることを示した傑作です。

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ダーティハリー3

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ハリーの相棒に女性を配置した作品。
少しコミカルな要素も盛り込まれています。

作品としては1作目、2作目に比べるとトーンダウンしてしまいます。
しかし、3作目からは犯人を罰するエンディングシーンが楽しみになってきます。

この作品ではバズーカ砲でぶっ飛ばしました。

ダーティハリー4

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のっけから名台詞「Go Ahead. Make My Day.」で犯人を諦めさせるシーンがカッコイイ。
絶好調時のダーティーハリーが戻ってきたと感じさせてくれます。

しかし、クリント・イーストウッドにも老いが見え始めた頃の作品です。

4作目はクリント・イーストウッドが監督を務めています。
また、重要な役に、当時つきあっていたソンドラ・ロックを配置しています。

今まで、ハリーはS&W M29のリボルバータイプ・44マグナムを使用していましたが、この作品の中盤から44口径の自動拳銃オートマグに持ち替えています。

最後は、このオートマグで犯人にとどめを刺しています。

この作品のエンディングでは女性のために嘘をついてしまうハリーに優しさを感じます。
しかし、2作目で見せた法の番人としての側面をあっさり放棄してしまったハリーに疑問も感じました。

ダーティーハリー5

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クリント・イーストウッドの老いが目立つ作品です。
悪役に「エース・ベンチュラ」のジム・キャリーが配置されていることに驚きます。

ラジコンとのカーチェイスが少し滑稽です。

最後のとどめは巨大な銛でした。

これで、ダーティハリーシリーズは最後になってしまいます。
ダーティハリーは1、2、4作目が私は好きです。

山田康雄さんの吹き替え版を求めて

ダーティハリー役の声優は山田康雄さんですが、最初に見たDVDは字幕版でした。
それを見た後「なんだかダーティハリーっぽくない」と感じてしまいました。

その理由は声優が山田康雄さんじゃなかったからです。

山田さんの吹き替え版はないかと探してみるとBlu-ray版は山田さんの日本語吹き替え音声付きでした。

すぐに全巻Blu-ray版を購入しました。
やっぱり山田康雄さんの声のダーティハリーが最高でした。

1〜4作は吹き替えのない箇所がありますが、しょうがないですね。

© bluelady.jp

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ヒーローズ

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コメント

  1. aladdindogs より:

    やまりんさん、前にも書きましたが私も大の映画ファンで音楽と同じ位好きです。
    どちらも楽しませてくれる娯楽と芸術を持ち合わせているところが共通していますね。
    私もクリントのファンですが、ダーティー・ハリーより古いマカロニ時代が好きです。

    • Lin Lin より:

      aladdindogsさん
      クリント・イーストウッドのページにようこそ。
      私はマカロニ・ウエスタンを2つ見ました。
      たぶん「夕陽のガンマン」と「…」もうひとつが「荒野の用心棒」か「続・夕陽のガンマン」なんですが、どちらか分からなくなってしまいました。
      映画がとにかく長いんで、1度しか見ていません。
      でも、クリント・イーストウッドはこれらの作品の方が生き活きして見えます。
      ダーティー・ハリーはちょっと泥臭いですよね。
      ダーティー・ハリーはパソコンに入っているので、仕事中もながら見したりしてます。

  2. aladdindogs より:

    やまりんさん、長いのなら「夕陽のガンマン」と「続・夕陽のガンマン」(特に長い)だと思います。
    ゴジラも好きですよ。
    この間のハリウッドのは劇場に見に行きました。

    • Lin Lin より:

      私もハリウッド版観ました。
      今年の夏には庵野さんの「シン・ゴジラ」公開予定です。

      東宝の公式サイトにゴジラの特集ページがあって、そこで動画が見られます。
      子供のころよく観たので、懐かしくなりました。

      https://8blue.net/note/movie/post-12778

      いままで2本ゴジラ記事を書きましたが、私は地方在住なので、以下のページを書くときは横須賀くりはま・花の国公園に電話したりして大変でした。

      https://8blue.net/note/entertainmant/post-4391

      ゴジラは釈由美子さんが出たときの「ゴジラ×メカゴジラ」が一番です。
      釈さんが好きなので。
      昔のメカゴジラやキングギドラもいいですけどね。

  3. aladdindogs より:

    私が生まれて2番目に見た劇場映画が「キングコング対ゴジラ」でした。(1番目は、確か東映アニメ「わんわん忠臣蔵」)3番目と4番目が「007/サンダーボール作戦」と「ビートルズがやって来る ヤァ ヤァ ヤァ」でした。

    次回のハリウッド版ゴジラが「キングコング対ゴジラ」になるとかならないとかですね。

    あと、「スターウォーズ」も「ランボー」も好きですし、「バットマン対スーパーマン」も行きますよ。

    • Lin Lin より:

      私は、夏休み映画祭りに家族で行くのが楽しみでした。
      記憶が、はっきりしませんが、メカゴジラやキングギドラやミニラのことを覚えています。
      ミニラは口から光線を発射しようとして、タバコの煙みたいに輪っかが出てくるシーンが記憶に鮮明です。
      何本か同時上映になっていたりしてました。
      巨人の星もあったと思います。

      そんな小さいときに親戚のお姉さんが洋画を観に連れて行ってくれたのですが、意味も分からず、映画館でトイレにいって迷子になりました。すぐに見つかりましたが…

      「バットマン」はクリストファー・ノーラン監督の三部作が大好きで、私のなかでは、これを越える映画はなかなか出てきそうにありません。

  4. aladdindogs より:

    やまりんさんがおっしゃっているのは、「東宝チャンピオンまつり」ですね。
    「巨人の星」や「アタックNo.1」や「みなしごハッチ」など5〜6本併映で私もいくつか見ました。
    「ダークナイト」3部作良かったですね。最後の「ライジング」最高でした。

    • Lin Lin より:

      私が最初に見た映画は「海底軍艦」じゃないでしょうか。あまり覚えてないですけど。
      すごくカッコイイ海底戦艦の映画があったような気がします。
      ノーチラス号だったような気がしますけど、「海底軍艦」にはノーチラス号が出てこないような…
      宇宙からの侵略を万能戦艦ノーチラス号で防衛するような映画だったような気がするのですが…

      ひょっとするとノーチラス号に結びついているのは間違いかもしれません。
      最初に観た映画というのもちょっとあやしいです。
      しかし、私の頭のなかで、「最初に観た映画」と「ノーチラス号」が結びついてしまっていて、ノーチラス号の出てくる小説、ジュール・ヴェルヌの「海底二万里」以外にも、ドイツの作家(ヴォルフガンク・ホールバイン)が書いた「ノーチラス号の冒険」も買ってしまったりしています。(積ん読になってます)
      それにノーチラス号が出てくる映画も好きで「SF巨大生物の島」とかも好きです。
      「ふしぎの海のナディア」も好きでした。

      私の頭の中のノーチラス号は本当にカッコイイので、年齢を重ねる内にいろんなものが合わさって、育ってしまっているのかもしれません。

      記憶って不思議ですね。

    • Lin Lin より:

      「ひょっこりひょうたん島」や「魔法使いサリー」も記憶にありますので、東映まんがまつりも連れて行ってもらったようです。

  5. aladdindogs より:

    海底軍艦は日本海軍が作った「轟天号」で、原作小説があります。

  6. aladdindogs より:

    私もノーチラス号とネモ船長好きです。

  7. aladdindogs より:

    「轟天号」は、正確には大日本帝國海軍製で敵はムー大陸らしいです。
    小説は読んだ事はないんですが、何作かシリーズが出ています。
    映画のストーリーは小説とは違うとのことで、怪獣マンダも出てくるかは知りません。

    • Lin Lin より:

      「轟天号」ですか。
      ちょっと調べてみましたが、記憶のストーリーに近い感じですが、「轟天号」のフォルムが違うみたいなんですよね。
      でも、ネットで調べても「これだ」というものが見当たりませんでした。
      やっぱり、記憶が育ちすぎているのかもしれません。

      今度、レンタルしてみることにします。

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