書籍の電子化・自炊のはじめ方
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デヴィッド・ボウイのアルバムで一番衝撃的だったのは「デヴィッド・ボウイ BBC セッションズ(BOWIE AT THE BEEB):The Best of the BBC Radio Sessions 68-72(2000年発表)」の3枚組アルバムです。未発表「The Supermen」を収録したアナログ盤BOXセット「Bowie At The Beeb vinyl box」も発売(2016年2月26日)!

デヴィッド・ボウイ BOXセット

私のボウイ歴の中でもっとも心に残るアルバムをあげるとすると2000年9月に発売された3枚組のアルバム「デヴィッド・ボウイ BBC セッションズ(BOWIE AT THE BEEB)」です。

ボウイネットによると、このアルバムのアナログLP版が2月26日にリリースされることが決まったようです。しかも未発表の「The Supermen」が追加されて発売されます。

参照 Bowie At The Beeb vinyl box due February(davidbowie.com)

vinyl box Bowie at the Beeb [12 inch Analog](Amazon.co.jp)

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デヴィッド・ボウイ BBC セッションズ

BBCセッションズ
BBCセッションズ image by Amazon

私がボウイのアルバムの中でもっとも多く聴いたのが、このアルバムではないかと思います。

今では考えられないことですが、アルバムをラジオで流せない時代がありました。
そのため古いアーティストにはBBCラジオ用に行われたセッションをまとめた貴重なアルバムが存在します。

このボウイのアルバムも1968年から1972年までのラジオ番組のセッションがまとめられています。
ちょうどアルバム「ジギー・スターダスト」が発売される直前までのセッションになっています。

この間のラジオ番組をアルバムのライナーノートから抜粋すると以下の様になります。

1968年5月13日
番組:Top Gear
出演:David Bowie & The Tony Visconti Orchestra

1969年10月20日
番組:Dave Lee Travis Show
出演:David Bowie & Junior’s Eyes

1970年2月5日
番組:Sunday Show introduced by John Peel
出演:David Bowie & The Tony Visconti Trio(aka The Hype)

1970年3月25日
番組:Sound of The 70’s:Andy Ferris
出演:David Bowie & The Hype

1971年6月3日
番組:In Concert: John Peel
出演:David Bowie & Friends

1971年9月21日
番組:Sound of The 70’s
出演:David Bowie With Mick Ronson

1972年1月18日
番組:Sound of The 70’s
出演:David Bowie & The Spiders From Mars

1972年5月16日
番組:Sound of The 70’s:John Peel
出演:David Bowie & The Spiders From Mars

1972年5月22日
番組:Johnnie Walker Lunchtime Show
出演:David Bowie & The Spiders From Mars

1972年5月23日
番組:Sound of The 70’s:Bob Harris
出演:David Bowie & The Spiders From Mars

出典:「デヴィッド・ボウイ BBC セッションズ」ライナー・ノートより

 

私のお気に入りポイントあげておきます。

1968年5月13日:Top Gear

「Karma Man」が必聴です。

1969年10月20日:Dave Lee Travis Show

アコースティックな「Amsterdam」が最高。

1971年6月3日:In Concert: John Peel

貴重な楽曲が多いセッションです。
ハンキー・ドリーのボーナス扱いとなった「Bombers」、アーノルド・コーンズの「Looking For A Friend」、チャック・ベリーのカバー「Almost Grown」、少し変わったバージョンの「It Ain’t Easy」などが聴けます。

1972年1月18日:Sound of The 70’s

ここからは「ジギー・スターダスト」の曲が多くなって行きます。
そこに挟まれた「Queen Bitch」やルー・リードの曲「I’m Waiting For The Man」が光ります。

1972年5月16日:Sound of The 70’s:John Peel

オープニングはルー・リードの曲「White Light/White Heat」。
その後、ジギー・スターダストの「Moonage Daydream」「Hang On To Yourself」「Suffragette City」「Ziggy Stardust」「Starman」が続いて、最後の「Space Oddity」がいい感じです。

1972年5月23日:Sound of The 70’s:Bob Harris

このセッションの3曲「Andy Warhol」「Lady Stardust」「Rock ‘n’ Roll Suicide」はどれも素晴らしいですが、やはり「Rock ‘n’ Roll Suicide」が最高のアルバムエンディング曲となっています。

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ボーナスアルバム「BBC RADIO THEATRE」 (June 27,2000)

「デヴィッド・ボウイ BBC セッションズ(BOWIE AT THE BEEB)」の初回版は3枚組になっていて、3枚目のボーナス・アルバムには2000年6月27日・ロンドンでの「BBC ラジオシアター」の模様が収録されいます。

このアルバムは私にとって長い間、ボウイのベストライブアルバムの位置をしめていました。

とにかく選曲が素晴らしいです。

以下が収録曲。

  1. Wild Is The Wind
  2. Ashes To Ashes
  3. Seven
  4. This Is Not America
  5. Absolute Beginners
  6. Always Crashing In The Same Car
  7. Survive
  8. Little Wonder
  9. The Man Who Sold The World
  10. Fame
  11. Stay
  12. Hallo Spceboy
  13. Cracked Actor
  14. I’m Afraid Of Americans
  15. Let’s Dance

特にエンディングを飾る「Let’s Dance」はアルバムバージョンではなく、スローバラードにアレンジされ、最高の楽曲にリビルドされています。

この「Let’s Dance」が当時の私には驚天動地の衝撃を与えてくれました。
そのため、このアルバムが私にとって特別な位置にのし上がったわけです。

この「BBC ラジオシアター」は現在では手に入れることは難しいのかもしれませんが、見かけたら絶対に購入して損はないです。

今回発表されるアナログ版にこのセッションが含まれていないことが残念ですね。

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David Bowie BBC Sessions 1969-1972 [Sampler].

もう一つおすすめしたいのは「David Bowie BBC Sessions 1969-1972 [Sampler].」です。
このアルバムは1996年にリリースされたBBCセッションのサンプラーです。

ボウイとロンソンの「Andy Warhol」やボウイとハイプの「Waiting For The Man」といった貴重な音源が収録されています。

収録曲は以下。

  1. Hang On To Yourself
  2. Ziggy Stardust
  3. Space Oddity
  4. Andy Warhol
  5. Waiting For The Man
  6. (Interview)
  7. Let Me Sleep Beside You (Edit)

曲数は少ないですが、こちらもお気に入りのアルバムです。

 

「FIVE YEARS 1969-1973」といい「BOWIE AT THE BEEB」といい、見逃せないリリースが続きますね。

© bluelady.jp

www.bluelady.jp – Recommended

Bowie at the Beeb [12 inch Analog]
未発表の「The Supermen」を含むアナログ盤BOXセットです。

BBCセッションズ
3枚組CDも今となっては貴重ですね。

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コメント

  1. aladdindogs より:

    やまりんさん、私の資料によるとジギー期までのBBCセッションは、
    1967年12月18日:TOP GEARと
    1972年1月11日:SOUNDS OF THE 70S:JOHN PEELを加えた全12回で73曲です。
    公式盤「BOWIE AT THE BEEB」とブート盤「THE LOST BEEB
    TAPES」を揃えると、かぶる事無く57曲を素晴らしい音質で聞く事が出来ます。
    全曲を収録したブート盤もありますが、70年2月5日:SUNDAY SHOWと72年1月11日:SOUNDS OF THE 70Sは音質が悪い物しか出て来ていません。
    公式盤収録のSUNDAY SHOWはBOWIE自己所有のテープが使われ、初めて良音質で登場して、当時大変驚きました。できれば、全曲出して欲しいものですね。

  2. aladdindogs より:

    全73曲は誤りで、71曲でした。

    • Lin Lin より:

      aladdindogsさま

      ありがとうございます。
      「BOWIE AT THE BEEB」のライナーノートにも12回の記述がありました。
      以前からブートで全曲コンプリート出来ることは知っていたのですが、結局スルーしてしまいました。
      一時期ブートにハマって、あたりとはずれの差が激しかったので、買わなくなってしまったのだと思います。

      ボウイのコレクションを探していたら「BOWIE AT THE BEEB」は初回3枚組のものと通常版2枚組のものと2種類購入していました。
      当時、よほど気に入ったものと思います。
      公式版を熱望します。

      「★」が目前ですので、あと2回ぐらいボウイ記事をアップしたいです。
      まったく「★」には関連しないものになります。

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