書籍の電子化・自炊のはじめ方
【PR】本ページはプロモーションが含まれています。

第58回グラミー賞授賞式、マリア・シュナイダーの受賞を祝福します…が、レディー・ガガが演じた「出火吐暴威」のメドレーにどう反応していいのか分かりません。

デヴィッド・ボウイの世界音楽情報

Grammy Awards

第58回グラミー賞授賞式はデヴィッド・ボウイにもゆかりのものになりました。

マリア・シュナイダーが「★(Blackstar)」の楽曲「Sue」で受賞していますし、レディー・ガガがデビッド・ボウイのトリビュートをグラミー賞の授賞式で見せてくれました。
私はレディー・ガガはほとんど聴かないのですが、この動画だけは見ました。

山本寛斎デザインの「出火吐暴威」のマントを着込み、ボウイのジギー・スターダスト公演そのままに「引き抜き」を披露しています。

しかし、このパフォーマンスにどう反応していいのか困ってしまって…

スポンサーリンク

マリア・シュナイダー
最優秀ヴォーカル入りインストゥルメンタル編曲賞「Sue(Or In A Season Of Crime)」

YouTubeDavid Bowie

 

マリア・シュナイダーが「最優秀ヴォーカル入りインストゥルメンタル編曲賞」を受賞したことは本当にうれしかったです。
「Sue(Or In A Season Of Crime)」による受賞でした。

デヴィッド・ボウイの公式サイトで、このニュースを知りました。

トニー・ヴィスコンティも興奮気味に(たぶん興奮していると思います)メッセージを寄せています。

参照 Maria Schneider wins GRAMMY for Sue single(davidbowie.com)

……

「Sue(Or In A Season Of Crime)」は「★」収録のバージョンも最高です。

YouTubeDavidBowieVEVO

スポンサーリンク

レディー・ガガのデヴィッド・ボウイ追悼メドレー

最初の曲「スペース・オディティ」が始まってレディー・ガガのアラジン・セインメイクを見ていると「ビョークみたいだな」とまず思ってしまいました。

その後、「出火吐暴威」のマントでの「チェンジズ」。
これはデヴィッド・ボウイとは全く違う印象で、とてもきらびやかでした。

それでも「チェンジズ」から「ジギー・スターダスト」へ遷る際の衣装替え(「引き抜き」だと思います。)は少しボウイらしさを感じました。

「ジギー・スターダスト」から「サフラゲット・シティ」のキーボードのようなパフォーマンスには何の意味があるか分かりません。

さらに「レベル・レベル」「ファッション」「フェイム」と続きます。

「アンダー・プレッシャー」はオープニングのみで「レッツ・ダンス」へ。

最後は「ヒーローズ」で締めです。

とても楽しいショーになっていました。

なぜかこの動画にはインテルのコマーシャルまで入っていますね。

これで、追悼といえるのでしょうか?

……

デヴィッド・ボウイはジギーのステージに歌舞伎やパントマイムなど様々なショー的要素を取り入れていました。しかし、もっと「退廃的な感じ」がしたものです。

デヴィッド・ボウイが表現してきたものは(詩作も含めて)、まさに「退廃の美」だったように思うのです。それはボウイの生き様がしめしたように究極のアートでした。

それを思うとレディー・ガガが「単なるショー」として演じてしまったボウイのメドレーに違和感を感じざるを得ません。

やはり、全く別物です。
レディー・ガガのファンなら楽しめたと思いますが、私には無理でした。

© bluelady.jp

www.bluelady.jp – Recommended

ジギー・スターダスト [DVD]
レディー・ガガでボウイに興味を持った方は、是非ジギーのDVDを見てください。

ベスト・オブ・ボウイ
1枚でボウイのヒット曲を網羅する「ベスト・オブ・ボウイ」もおすすめです。

※Amazonにリンクします。


コメント

  1. J より:

    ボウイの服を、ボウイ以外の人が着てると出来の悪いロッキーホラーショーにしか見えないですね。。

    • Lin Lin より:

      Jさん
      コメントだから書いてしまいますけど、私はかなり腹立たしかったのです。
      もう二度とレディー・ガガは聴きたくありません。
      このショーは、冒涜的な行為だったと思っています。

      他の方がどのように感じたか知りませんが、以下のようなニュースが出るようでは、良くは思われていないのでしょう。

      参照:レディー・ガガのグラミー賞でのボウイ追悼パフォーマンスをナイル・ロジャースが擁護(NMEジャパン)
      http://nme-jp.com/news/14886/

      • J より:

        息子のダンカン氏も辛辣なメッセージをコメントしてますね
        http://www.cinematoday.jp/page/N0080428
        このステージはボウイファンからは冷ややかな印象だとは思います。でももしかたら若いボウイを知らない世代には強烈に映ってデヴィッド ボウイに関心を抱くきっかけになるかもしれません。
        私はボウイファンなのでやはりこれはきっついですがw

        • Lin Lin より:

          Jさん、ありがとうございます。
          ダンカンさんのツイートは難解な感じですね。

          レディー・ガガのパフォーマンスについては受け取る側によって印象は異なると思います。一般的な扱いとしては肯定的な方が多いかもしれません。

          しかし、私はダンカンさんの言葉をレディー・ガガのパフォーマンスを否定する意味で捉えたいと思っています。

    • Lin Lin より:

      きゃりーもひどかったですね。

      参照:きゃりーぱみゅぱみゅ「Mステ」で新作ハロウィン仮装を披露(モデルプレス)
      http://mdpr.jp/music/detail/1538318

  2. カラアゲボーイ より:

    いつも、ボウイ愛に溢れた記事を楽しみに読ませていただいてます。
    ちなみに僕が初めてボウイの名前に触れたのはコインロッカーベイビーズ。曲を聴いたのは布袋寅泰がカバーしたスターマン。それで「何て美しい曲だ!」と思ってボウイにはまりました。
    さて、こちらのサイトでレディガガのパフォーマンスを観ました。ありがとうございました!
    スペイスオディティで顔の影が移動する映像を見た時「これは期待できそう」と思いましたが、あとは全部ダメでした…
    とにかく、すべての曲が安っぽく聞こえる。パフォーマンスも寒い。
    僕はレディガガをほとんど知りませんけど、こんなもんなのか?と思いました。
    確か、ネクストデイが発表された時レディガガもツイートしてたので、彼女もボウイが大好きな筈です。だったら一曲心を込めて歌えば良かったのに。
    第一。メドレーってのがボウイに合わない気がします。色んな意味で失敗だったんじゃ無いでしょうか…。

    • Lin Lin より:

      カラアゲボーイさん
      書き込みありがとうございます。
      私も1曲で良かったとおもいます。
      もしそうだったら、ボウイのファンの一人として、レディー・ガガを好きになれたと思います。

      私はアーケード・ファイアみたいな追悼の仕方って素敵だと思いました。

      カラアゲボーイさん、また書き込みよろしくお願いします。

      https://www.youtube.com/watch?v=UKBI_TMHE54

  3. カラアゲボーイ より:

    うわー本当だ。素敵ですね〜。
    嬉しい。

  4. まさたか より:

    初めてコメントします

    僕のFBにも書いたんですが

    温度差がありましたね
    熱い温度で火傷しますが
    低い温度でも火傷しますよね
    ボウイは低い温度で
    リスナーの心を火傷させる
    そんな温度感は
    他のアーティストには出来ない領域です

    それより
    ヒーローズは神がかりの曲なんで
    やっぱり
    誰がカバーしても難しいでしょうね

    • Lin Lin より:

      まさたかさん
      書き込みありがとうございます。
      「熱い温度」と「低い温度」のこと。名言ですね。

      ボウイのトリビュートアルバムで好きなものもあるのですが、最近は他のアーティストが歌うボウイの曲に拒絶反応ぎみです。

      でも以下は最近知って、喜びました。

      https://www.youtube.com/watch?v=fregObNcHC8#t=22

  5. J より:

    自分の大好きなflaming lipsもライブでBowieの曲を多く追悼として取り上げているようです。
    http://youtu.be/gPnxp1H9x1k
    このバンドや同期のnirvana、その次の世代のarcade fireなどUSインディー/オルタナ系とbowieは相性がいいような気もします^o^

    • Lin Lin より:

      Jさん、ありがとうございます。
      youtube見ました。
      ボウイは新しいアーティストたちと親交が厚かったですね。
      でもコールド・プレイやレッド・ホット・チリペッパーズなど、既に完成されたアーティストたちにはあんまり興味なかったようです。一緒にやって欲しいと言われて断ったりしてます。

      以前書き込みしていただいた「A Salute To The Thin White Duke」でも新しい世代のアーティストたちが、素晴らしいカバーを聴かせてくれています。
      実は私の知らないミュージシャンばかりだったんですけど…
      「The Muffs」と言われてもピンと来ませんでした。
      すみません。

      ところで、この映像はどこで撮られているんでしょう?
      とても狭いようですね。

      ※このコメント欄は最後にYoutubeのURLを貼らないと表示出来ないようです。

      http://youtu.be/gPnxp1H9x1k

      • J より:

        最後に貼らなければならないですね(^_^;)
        話は変わってしまうのですが、私の近所でmany faces of david bowieというものが発売されておりました。
        http://www.amazon.co.jp/Many-Faces-David-Bowie-David/dp/B01AIXG7BE/ref=sr_1_37?s=music&ie=UTF8&qid=1455965449&sr=1-37&keywords=bowie
        bowie参加のものもあり、3枚組で店頭価格はamazonより安いので即買いしてしまいました^o^

        • Lin Lin より:

          J さん、ありがとうございます。
          このCD買おうかどうしようか迷って、スルーしてしまいました。
          コメントを読むとデジパックのようですね。
          デジパックなら買っても良いかもしれませんね。

          最近、ボウイ関係でいろいろ注文しすぎて、まいりました。
          オフィシャル盤なら即買いなんですが、少し冷静になってから購入しようと思います。

          • J より:

            こちらのCDはボウイ参加、ボウイ元ネタ、ボウイ関連作品をコレクトするのが面倒な人向けのコンピといった感じです。
            ボウイのメインボーカルが聴けるのはほんの数曲です。

          • Lin Lin より:

            J さん、ありがとうございます。
            ポチりました。

タイトルとURLをコピーしました