私はCanon ImageFORMULA DR-C125ユーザーで、2012年の12月から特に不満もなく、使っています。
酷使していたので、(数え切れない本を電子化してます。1000冊から2000冊の間かな?正確に数えるにはかなりの時間を必要としますので断念しました。)1年保証で1度修理に出しましたが、その後はスキャン枚数も減って今でも問題ありません。
ドキュメントスキャナの定番と言えば富士通 FUJITSU ScanSnap iX500 FI-IX500Aのようですが、私はFUJITSU ScanSnapよりCanon ImageFORMULAを選びました。
DR-C125は既に型落ちしてしまいましたが、DR-C225は進化形のようなので大きく変わっていないと思います。
そこで、私がDR-C125を使う際の設定やこの機種の特徴をまとめておきたいと思います。
Canon ImageFORMULAの特徴
重送を起こさない
この機種はまず、重送を起こしません。重送起こした際にはエラーで警告してくれます。
ただし、薄い紙や糊でくっついている原稿では検知できないことがあります。
原稿をまとめてくれる
スキャンした原稿はトレイにまとまってくれます。
再スキャンもそのままの順番で問題ありません。
例外としては、薄い文庫本、特に光文社文庫と電撃文庫をスキャンすると静電気を帯びて原稿がくっつき、上手くまとまってくれないことがあります。
コンパクト
置き場所に困らないコンパクトフォルムです。
Canon ImageFORMULAの弱点
スピードスキャンした場合、薄い紙(文庫本小説)に弱い
文庫本をスピードスキャンするとスキャン結果がゆがんでいたりずれたりすることがあります。
また、致命的なのは原稿が丸まってトレイに収まる際にひっかかり、原稿がくしゃくしゃになってしまうことがあります。
コミック等の紙では問題ありません。
たぶん、ユーザーの中にはこの点で困った方が多いんではないでしょうか?
偶数ページと奇数ページでコントラストが若干異なる
偶数ページの方が濃く、奇数ページの方が薄いように感じます。修理に出した際に、この点を指摘しましたが、改善は認められませんでした。
上下のセンサーで原稿をスキャン際、上側の方はすこし光がはいるのではないかと思っています。
本当に微妙な色合いの問題なので、結果に大きく影響することはないレベルだと思います。
Canon ImageFORMULAの弱点を克服する
スピードスキャンした場合、薄い紙に弱いという弱点は致命的です。
私は当初、何冊も原稿をくしゃくしゃにしてしまいました。
ただ、設定によってこの点を克服できるので、その設定を紹介したいと思います。
問題はスキャンスピードが速すぎて、原稿の強度が耐えられないということです。
つまり、原稿のスキャンスピードを下げてしまえばいいわけです。
文庫本をスキャンする際のCanon ImageFORMURAの設定
スキャンスピードを下げるためには「裏写り/ 地色除去」のスライダーを右へ移動します。
この設定は黄ばんだ原稿の色をとばしてくれますし、薄い原稿では裏写りがなくなります。
仕上がりにおおきな影響はありません。
むしろ、コントラストが上がるので、私はこの方が好みです。
(私の場合はガンマも調整しています)
コミック本をスキャンする際のCanon ImageFORMURAの設定
コミック本をスキャンする際の設定を比較対象として載せておきます。
私は少しコントラストを上げていますが、それ以外はノーマルです。
スキャンスピードも高速です。
どちらにしても解像度は600dpiですので、デフォルトのスキャン設定よりスピードは落ちますが、現代の書籍ビューアーが高解像度化の傾向にありますので、可能な限り高解像度スキャンの方が安心と思っています。
以上、私のCanon ImageFORMULAの設定を紹介しました。
DR-C125壊れたら、次はDR-C225を買おうと思っています。
(追記2015.8.4)
DR-C125が壊れたのでDR-C225Wに切り替えました。レビュー記事ご参照下さい。
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