平井和正の世界は1999.7月から2015年5月まで続けました。
そもそもこのページは週一で何か大好きな平井和正について書こうというのが目的でしたので、ほぼ日記状態で無目的に突き進んだ感があります。
かなり恥ずかしいページもあります。
実際もう少し体系立ててないと平井和正のことが分からないのではないかと思います。
ネットをサーチすると平井和正の軌跡を体系立てて紹介したページに行き当たります。
「カナメ」さんが運営する「レッドロビンの趣」の「虎男の星座」がそれです。
カナメさんは平井和正のオフィシャルサイトが活況を呈していたときに掲示板等でお見かけしました。
最近Twitterをフォローさせていただいてます。
以下がカナメさんが運営するサイトです。
※虎男の星座へは「平井和正→History」からリンクしています。
「虎男の星座 〜言霊使い 平井和正の軌跡〜」を見習いたい
この「虎男の星座」のページは非常に良く出来ていて、平井和正の略歴を見るのには持って来いのページです。
私もこんなページを作りたいなーと思いましたが、既にカナメさんがよいページ作りをされているので、同じことをやっても無意味です。
しかし、私なりのアプローチで、しかもブログ向けに発表しやすい形で、今後の「平井和正」のカテゴリーを構成していきたいと考えるようになりました。
もう一つよいサイトとしてはおかもとさんが運営する「HIRAIST LIBRARY」があります。
「HIRAIST LIBRARY」は情報量が半端じゃない
HIRAIST LIBRARYは平井作品の目録があって、検索するとほぼ全ての著作のデータを参照できます。
このサイトを作るパワーは半端じゃないです。
さすがHIRAIST。
おかもとさんもオフィシャルサイトの掲示板でよくお見かけしましたし、カナメさんと同じくTwitterでフォローさせていただきました。
私の場合はブログ的に単ページで発表できて最後には体系的にまとめられるようなものにしたいと思い立ちました。
そして、平井和正の略歴を語る上では言い古された時代区分に従って、ブログページを作っていくことを決めました。
かなり気まぐれにページを作っても時代区分が道しるべになってくれそうな気がします。
しかし…気になったのは
平井和正の時代区分:「虎の時代」「狼の時代」「天使の時代」「女神の時代」は誰が最初に言ったのか?
ということです。
以前からこのことについて気になっていたのですが、現在に至るまではっきりしていません。
ひょっとすると中島梓(栗本薫)さんではないかと思っているのですが…
狼の肖像 中島梓
中島梓さんは評論を書くときの栗本薫さんのペンネームです。
この中島梓さんの著作に「狼の肖像」があるのですが、ここで以下のような記述が出てきます。
平井和正は小説を書きつづけ、それを書きつづけながらなまなましく、ストレートに変わってゆく。それでありながら、それは全ての総体にほかならないのであり、決してそれは「第一期」「第二期」– それとも「虎の時代」「狼の時代」「天使の時代」といった機械的、便宜的な区分けをゆるさない。
なぜなら彼は変わっていないからだ。(後略)出典:「狼の肖像」-平井和正論- e文庫
「女神の時代」は別として、これが最初なのでは?
しかし、いきなり時代区分が使われるので誰か最初にいったのかも?
批判的すぎるので、自分で言ったのかな?
「言霊つかい」は中島梓さんで間違いないのですが(この著作に出てきます)、これらの時代区分も中島梓さんでいいのでしょうか?
どなたか知っていたらカキコお願いします。
中島梓さんの「狼の肖像」はオフィシャルサイトから購入できます。
→ 狼の肖像 e文庫(https://www.ebunko.jp/)
狼の肖像は以下の平井和正論三部作から構成されています。
- 情念の溶岩流–狼男の魅力(早稲田文学 1976.9)
- ダイナミズムの系譜 平井和正の展開と転回(別冊新評 平井和正・豊田有恒集 1978.10)
- 狼の肖像 -平井和正論-(奇想天外 1979.1-6)
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