photo by Francisco Huguenin Uhlfelder
デヴィッド・ボウイがカバーした曲のオリジナルばかりを集めたコンピレーション・アルバムが「デヴィッド・ボウイが魅せられた名曲たち(BOWIE HEARD THEM HERE FIRST)」です。
とても興味深いアルバムで、イアン・ジョンストンによる、デヴィッド・ボウイのデビューから「ザ・ネクスト・デイ」までのまとまったライナーノートが付いています。
かなり長いライナーですが、ボウイの歴史を知るのに適した内容になっています。
このコンピレーションアルバムがとても気に入りましたので、本来は「世界を売った男」の紹介順だったのですが、間に挟みました。
「デヴィッド・ボウイが魅せられた名曲たち」収録曲とカバー曲を収録したアルバムのタイトル
凡例:曲名(アーティスト):カバー曲収録アルバム
- Louie Go Home(Paul Revere & The Raiders):Early On (1964-1966)
- I Pity The Fool(Bobby Bland):Early On (1964-1966)
- Fill Your Heart(Biff Rose):Hunky Dory
- It Ain’t Easy(Ron Davies):The Rise And Fall Of Ziggy Stardust And The Spiders From Mars
- White Light / White Heat(The Velvet Underground):Ziggy Stardust And The Spiders From Mars: The Motion Picture Soundtrack
- Everything’s Alright(The Mojos):Pin Ups
- Friday On My Mind(The Easybeats):Pin Ups
- Rosalyn(The Pretty Things):Pin Ups
- Sorrow(The Merseys):Pin Ups
- Where Have All The Good Times Gone(The Kinks):Pin Ups
- Around And Around(Chuck Berry):Sound And Vision
- Knock On Wood(Eddie Floyd):David Live
- Amsterdam(Jacques Brel):Pin Ups
- Wild Is The Wind(Johnny Mathis):Station To Station
- Alabama Song(Lotte Lenya & The Three Admirals):Scary Monsters
- Kingdom Come(Tom Verlaine):Scary Monsters
- Criminal World(Metro):Let’s Dance
- Sister Midnight(Iggy Pop):A Reality Tour
- Dancing In The Street(Martha & The Vandellas):ミック・ジャガーとのデュエット・シングル曲
- If There Is Something(Roxy Music):tin machine II
- Nite Flights(The Walker Brothers):Black Tie White Noise
- Cactus(Pixies):Heathen
- Pablo Picasso(The Modern Lovers):Reality
- I Took A Trip On A German Spaceship(The Legendary Stardust Cowboy):Heathen
「Early On」収録のカバー曲は結構好きです。
「Hunky Dory」「Pin Ups」「The Rise And Fall Of Ziggy Stardust And The Spiders From Mars」は原曲を活かしたカバーになっている印象を受けました。
「Scary Monsters」「Station To Station」で取り上げられているカバー曲についてはボウイのカバーが圧倒的に上だと思います。
「Reality」のカバー曲もセンスいいです。
「Heathen」でも数曲取り上げられていますが、原曲を聴けば「Heathen」の完成度が素晴らしいことがよく分かります。
イアン・ジョンストンによるラーナーのまとめには以下の様に記されてます。
彼がこれから大規模なツアーに乗り出す見込みは非常に薄い。しかし、もしかすると『ピンナップス』のようなカヴァー・プロジェクトの第2弾を作ることはあるかもしれない。
出典:「デヴィッド・ボウイが魅せられた名曲たち」ライナー・ノートより
まさに、同感です。
コメント
やまりんさん、こんにちは。
私も、このCD大好きです。逆パターンのBowie曲の他アーティストカバー集は沢山出てますが、私は「oh! you pretty things the songs of DAVID BOWIE」が気に入ってます。
余談ですが、会社の後輩が、平井和正さんの息子とクラスメートだったと聞いた事があります。私は「エイトマン」ぐらいしか引っかかりはありませんけど。
aladdindogsさま
「oh! you pretty things the songs of DAVID BOWIE」ってアマゾンでは中古で結構、値が上がってますね。
触手が動きます。
私のお気に入りは「DAVID BOWIE Songbook」です。
このアルバムが大好きなので、いずれブログで紹介します。
実はこのアルバムに入っている「Over The Wall We Go(Oscar)」という曲がBowieのどのアルバムで(またはシングル?)で聴けるのか分からなくて探してます。
ご存じないでしょうか??
ボウイ自身は、公式には出していません。
デモテープがあちらこちらのブートレッグに収録されています。
aladdindogsさま
早速ありがとうございます。
そうでしたか。
YouTubeで聴いてみるしかないですね。
お手数をおかけして、すみませんでした。