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この夏、また細田守監督の作品が公開されることを知りました。
私は、「サマーウォーズ」が大好きで、DVDを何度も繰り返し見ました。
その細田守監督の新作「バケモノの子」が公開されることを知って、何か書かねばと思い立った次第です。
一番好きな「サマーウォーズ」のこと
私は「サマーウォーズ」を劇場で観たわけではありません。DVDが最初です。
ネーミングに惹かれて見たこと覚えています。
「ウォーズ」とついているのにキャラクターが普通の人ばかり。
それなのに「世界の危機と戦う」という前宣伝なので、とても興味がわきました。
キャラクターデザインが「新世紀エヴァンゲリオン」の貞本義行さんだったことも見たくなった一因でした。
前作の「時をかける少女」を見ていましたし、これも(普通に?)面白い作品だという期待はありました。
「時をかける少女」には原作(筒井康隆)があるだけに飛び抜けた印象を得ることは出来ませんでしたが…
サマーウォーズを1度見た後、そのまま繰り返し、何度も観ました。
この「サマーウォーズ」は日本アニメの新しい世界を作り上げたと思います。
富野由悠季作品や庵野秀明作品のようなSFでもロボットものでもなく、宮崎駿作品のようなファンタジーでもなく、押井守作品のようなシリアスタッチでもない。
なんと言っても、花札で戦うのがいいですよね。
今までのアニメの枠を超えて、これほど楽しい作品世界が作れたことに驚きました。
この作品以降、細田守監督の大ファンです。
「おおかみこどもの雨と雪」のこと
この映画はかみさんが映画館で観ました。(私は「ダークナイト ライジング」を娘と観ました。)
とても面白い作品だったらしく、私にも観るようにすすめましたが、DVDになるまで待ちました。
DVDを見たのですが、私としてはあまり印象に残りませんでした。
この作品についても今回調べましたが、あの富野由悠季監督が絶賛したということを知りました。
参照:富野由悠季:「おおかみこどもの雨と雪」を異例の大絶賛(MAN TAN WEB)
この記事を読んでもう一度この作品を見たくなりました。
すぐDVDを探したのですが、出てきませんでした。
この記事を書きながら見ているのは「サマーウォーズ」です。
「バケモノの子」に期待すること
さて、「バケモノの子」のことです。
「サマーウォーズ」から「おおかみこどもの雨と雪」へと段々現実から離れてしまう世界観に一抹の危惧を覚えます。
小説を読みかけましたが、バケモノの世界描写になじめず、中断しました。
もう作品を見るまで、下手な情報はいれないでおこうと決めました。
でもYouTubeの予告は十分面白そうで、期待できます。
現実の渋谷とバケモノの世界「渋天街」がどのように融合していくのか、映像を見てみたくて仕方ないです。
この作品が好きになれるかどうかはその辺りの描き方に説得力があるかどかではないでしょうか?
現時点ではとても期待しています。
細田守監督のこと
細田監督は原作小説も自分で描き下ろすのが、いいですね。
富野由悠季監督の小説作品も大好きですが、表現の多彩さや柔軟性をもった方が大変好きです。
細田監督について無知でファンに申し分けないですが、監督が映画制作会社「スタジオ地図」を立ち上げたことをはじめて知りました。
宮崎駿監督の「スタジオジブリ」作品も好きですが、ひょっとすると新しい時代の流れがやって来たのかもしれませんね。その流れは確信に変わりつつあります。
ロボットでもSFでもない、子供がみても大人が見ても楽しめる新しい感覚の作品作りを細田監督に期待して、このページを閉じます。
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コメント
バケモノの子は駄作だった