Photo by lmankram7
企画デザインという職業柄、製造業の生産する製品それぞれにドラマがあることはよく承知しているつもりです。
仕事でもお客様取材はそのドラマを掘り起こす作業であって、動画やHP、パンフレットといったアウトプットにそのドラマをどのように定着させていくかが腕のみせどころです。
しかし、お客様の環境や製品によっては思い描いている通りのものが制作出来ずに行き詰まることもしばしばです。
そんな悩ましい日々を送る私にとって、こんなモノが作れたら最高!…という動画をレッドブルが公開して見せてくれました。
The Life of a Bolt
YouTubeRed Bull Racing
一つのボルトの設計からレッドブルのマシンRB12に搭載されるまでの過程をドラマチックに描いた作品です。
私もこういうストーリーものを幾度か企画しましたし、制作に向けて努力もしましたが、この動画ほどの完成度を持って実現出来たことはありません。
企業自体のインフラが絵にならなかったり、過度に物事を伝えようとするあまり、不必要なものが混ざり込んでいたり…
私自身の未熟も大きいとは思いますが、理想として思い描くものが出来上がった試しがありません。
このレッドブルの動画は2分52秒という短い時間の中に数多くのスタッフの生き様が凝集されて息づいてます。
また、ボルトという誰の目にも止まらないであろうパーツに目を向けた着想もいいです。
何度見ても素晴らしい出来なので、ついブログに書いてしまいました。
今もキャドや成形と言ったことを事業のメインにしているお客様の制作物を任されている最中なので、この動画への感動はひとしおでした。
……
こういった動画を作るチームのマシンは速いはずですね。
チームの理念を見た思いがします。
レッドブルも応援したくなりました。
© bluelady.jp
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