私の様な1960年代生まれは小さい頃からSF小説を読んできた世代だと思います。
バローズやスミスなどの海外SFはもちろんのこと、小松左京や半村良、平井和正といった日本SFにも親しんできました。
そのためか、今になってもSF小説を読みたくなってしまいます。
しかし、今読むとするとどんなものがあるのか、さっぱり分かりません。
ガイドになるものが欲しくて「SFが読みたい!2018年版」を買ってみました。
SFが読みたい!2018年版
SFが読みたい!2018年版 image by Amazon
この本の表紙にまず驚きました。
SFといえばSFマガジンのような雑誌をすぐに想像してしまうのですが、この表紙からはSFが想像できません。
吹き出しの言葉も意味不明です。
いったい何が書いてあるのでしょうか?
……
本を開くと国内篇と海外篇に分けて2017年のベストSFのタイトルが並んでいました。
SFマガジンにも負けないSF雑誌です。
S-Fマガジン編集部による雑誌なので、充実度は同じなんですね。
どうしてこのような表紙なのか分かりません。
……
実は内容を読んでさらに驚いてしまいました。
私が知っている作家の名前がほとんどないのです。
国内篇・海外篇のトップ10、20人の中に知っている名前は以下の3人だけでした。
- 山田正紀
- 荒巻義雄
- ジーン・ウルフ
山田正紀は「神狩り」「神狩り2」「神獣聖戦」、荒巻義雄は「ビッグウォーズ」「紺碧の艦隊」、ジーン・ウルフは「新しい太陽の書」を読んでいました。
その他の作家は全く知りません。
時代が変わってしまったことを認識しました。
もう、新しい作家は追わず、既読の作品を読んだ方がよさそうです。
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