作者の脅迫事件から知っていた「黒子のバスケ」ですが、今まで読んだことがありませんでした。
最近、思い立って全30巻を一気に読んでしまいました。
実は私も中学時代バスケットをやっていました。
その頃のポジションと言えばセンター、90度、45度という具合だったように記憶しています。今のようにポイントガードやスモールフォアードといったポジションは知りませんでした。
部活動は楽しく、試合でのシュートや5ファールで退場してしまったことなど、懐かしい思い出になっています。
少しは経験があるので、バスケット漫画も大好きです。
今まで読んだバスケット漫画と言えば「スラムダンク」「DEAR BOYS」「DEAR BOYS ACT2」です。
「DEAR BOYS ACT2」は途中で読むのを止めてしまいましたが、どれも本当に好きな漫画です。
「黒子のバスケ」も面白い
黒子のバスケ 1 (ジャンプコミックス) image by Amazon
「スラムダンク」は最高のバスケット漫画でしたが、もう少し続けて欲しかったという思いが、他の漫画を読ませてしまいます。
「黒子のバスケ」もそうした思いの延長線上にありました。
「黒子のバスケ」を読み始めると、どうしても「スラムダンク」と比較せざるを得ません。
物語の出だしでは「スラムダンク」ほど、キャラクターが描かれていないことが気になりました。
登場人物の背景よりはバスケットのゲーム中心にストーリーが進み始めたのです。
中盤からは「キセキの世代」の戦いというしっかりした骨格の上をストーリーが滑り出し、面白さがアップしていきました。
そして最終話まで、各キャラクターの背景をしっかりと補足しながら「キセキの世代」のバトルに決着がつきます。
そうしたストーリーの流れでは「スラムダンク」より完成度が高いと思えました。
「スラムダンク」の優位性
スラムダンク (1) (ジャンプ・コミックス) image by Amazon
しかし、私にとって「スラムダンク」がバスケット漫画のトップの座を明け渡すことはありませんでした。
前述したように「スラムダンク」はキャラクター設定がしっかりしています。
また、主人公「桜木花道」の成長ストーリーであって、ゲームのスリル以上の感動を覚えます。
なにより湘北チームの各キャラクターにドラマがあって、魅力があります。
湘北のチームだけでなく、対戦する相手チームのキャラクターもしっかり描かれていることが、他のバスケット漫画と比べても群を抜いていると感じます。
それに「黒子のバスケ」のように、あり得ない技が出ないのがイイです。
そういった意味ではバスケット漫画の王道を行くストーリーだといえるでしょう。
もう少し長く読んでいたかった「スラムダンク」ですが、そのスリムなストーリーも魅力を増幅させています。
この漫画を越えるバスケット漫画はありえないでしょう。
まとめ
「スラムダンク」も「黒子のバスケ」もどちらも面白いのですが、その面白さは以下のように大別できるのではないでしょうか?
- キャラクター設定の「スラムダンク」
- ストーリー設定の「黒子のバスケ」
いずれにしても、バスケットファンである以上はどちらの漫画も読んでいなければならないでしょう。
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