Photo by Lindsey Turner
イギー・ポップのアルバムのうち3作品でデヴィッド・ボウイがプロデュースとして参加しています。
それが「ラスト・フォー・ライフ(1977年)」「イデオット(1977年)」「ブラー・ブラー・ブラー(1986年)」です。
デヴィッド・ボウイが「ロウ」、「ヒーローズ」をリリースした時期と同時期の「ラスト・フォー・ライフ」と「イデオット」はイギー・ポップのアルバムの中でも最も輝きを放つ作品です。
「ブラー・ブラー・ブラー」についてはデヴィッド・ボウイが音楽的に迷走し始める時期ですので、「レッツ・ダンス」「トゥナイト」あたりのサウンドに近いものがあります。
イギー・ポップが好きならば「ラスト・フォー・ライフ」と「イデオット」は決して外せません。
私もこれらの作品は早くから聴いていました。
ところが、私が買った頃のCDは決して音がいいとは言えない代物だったのです。
2014年、SHM-CDバージョンの「ラスト・フォー・ライフ」と「イデオット」
そこで、2014年に発売されたSHM-CDバージョンのCDを購入することにしました。
このCDは以下の仕様で、コレクション意欲をくすぐります。
- 2014年デジタル・リマスタリング
- 紙ジャケット
- SHM-CD
- USオリジナルLP盤ジャケット
- 日本盤LP初回帯
ジャケットで目を引くのは「ラスト・フォー・ライフ」がモノクロになっていることです。
「イデオット」もそうなので、兄弟アルバムとしては完璧です。
それに「日本盤LP帯」が面白いです。
「ラスト・フォー・ライフ」は「欲情」、「イデオット」は「愚者(おろかもの)」と題されていますし、「ラスト・フォー・ライフ」は「ハード・メタル・ロック」、「イデオット」は「ハード・メタル・サウンド」となっています。
これらのアルバムがどちらも「ハード・メタル」に分類されていたことに時代を感じますね。
……
本来の目的であった音質も、もちろん向上しています。
買い直して良かった…と思わせてくれるCDでした。
……
これらのアルバムをネットショップで買おうとすると「イデオット」が入手困難になっています。
私はタワーレコードの店頭取り寄せで注文しました。
まだ、店頭には残っているみたいですので、電話で予約すれば「ラスト・フォー・ライフ」も「イデオット」も手に入れることが出来ます。
ネット通販で在庫切れのショップが多いので、あわせて手に入れたい方は、急いだ方がいいと思います。
映画「ギミー・デンジャー」でイギー・ポップ熱が上がった方に、「ラスト・フォー・ライフ」と「イデオット」のSHM-CD盤はおすすめです。
急いでお近くのタワーレコードに問い合わせした方がいいですよ。(2017.9.21現在)
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