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「ヴァンパイア・ダイアリーズ」はアメリカのテレビドラマです。
私はいままで「ヴァンパイア・ダイアリーズ」を知りませんでした。
なぜ、この番組を知ったかというと、サントラにプラシーボの「Running Up That Hill」が使われていたからです。
「Running Up That Hill」は1曲だけでヴァンパイアものの雰囲気を持っているんです。
もの凄くドラマチックな曲です。
「Running Up That Hill」はベスト盤の「A Place For Us To Dream」に収録されています。
A PLACE FOR US TO DREAM image by Amazon
いつからヴァンパイアはヒーローになったのか?
吸血鬼でもっとも有名なのはブラム・ストーカーが創造した「吸血鬼ドラキュラ」でしょう。
ミナ・ハーカーを守るために怪物・ドラキュラ伯爵と闘う男達の物語です。
この物語では吸血鬼は悪意の象徴でした。(たとえ自らの命を長らえさせるためだったとしても、悪に変わりはありません。)
弱い人間達が死力と知力を結集しなければならない倒せないほどのバケモノなのです。
それがいつ頃からか恋愛対象となり、ヒーローになってしまったのです。
この「ヴァンパイア・ダイアリーズ」という番組でも善のヴァンパイアと悪のヴァンパイアが登場します。
そしてヒロインと恋におちてしまうのです。
私は1話しか見ていないので、その後は分からないのですが、既視感のあるストーリーでした。
というのも、この手のストーリーはステファニー・メイヤーの「トワイライト」が有名です。
トワイライト 上 (ヴィレッジブックス) image by Amazon
映画にもなっています。
「トワイライト」のころからヴァンパイアは人間ではない異形でありながら人間と恋に落ちる悲哀にみちた存在になったように思います。
その他の作品でも独特なヒーロー像として描かれることが多くなってきました。
1994年の映画「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」も忘れられません。(この作品は「トワイライト」より前の作品だと思いますが…)
トム・クルーズやブラッド・ピットが、吸血鬼の魅力を引き出してしまいました。
もともとヴァンパイアは女性にもてるのです。
このあたりの女性心理を解明することは、けっこうな考察が必要ですので、ここでは書きません。
次はサントラについてです。
サントラを聴くだけでもかっこよさが伝わる
Ost: the Vampire Diaries image by Amazon
ヴァンパイアの世界は偶像化され恐怖の対象というより憧れとなっていったように思います。
このサントラは「未知への憧れ」「悲哀」「激情」、そうしたものを表しています。
ヴァンパイアの世界観そのものです。
決して明るくない、押し殺した情熱のようなサウンドが詰まっています。
収録曲は以下。
The Vampire Diaries
- Stefan’s Theme/Michael Suby
- Running Up That Hill/Placebo
- Currency Of Love/Silversun Pickups
- Hammock/The Howls
- Sleep Alone (909s In DarkTimes Mix)/Bat For Lashes
- Bloodstream (Vampire Diaries Remix) (2010 Digital Remaster)/Stateless
- We Radiate/Goldfrapp
- Under The Stars/Morning Parade
- Head Over Heels/Digital Daggers
- Down/Jason Walker
- Beauty Of The Dark (2010 Digital Remaster)/Mads Langer
- Cut/Plumb
- All You Wanted/Sounds Under Radio Feat. Alison Sudol
- The Fellowship/Smashing Pumpkins
- On Melancholy Hill (Feed Me Remix)/Gorillaz
- 1864/Michael Suby
このサウンドトラックを聴くと映像が浮かび上がってきます。
ドラマチックでイカしたサウンドトラックなのです。
これを聴くだけで、TVを見なくてもいいように思えてきます。
ヴァンパイアのテーマとして聴いてみてはいかがでしょうか。
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