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「湖川友謙 サンライズ作品画集」が惜しい。

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Photo by News Oresund 

湖川友謙の画集が出ました。

私にとって湖川友謙はアニメより、荒々しさが感じられる挿絵の方がインパクトがありました。

中でも富野由悠季監督の「リーンの翼」の挿絵は大好きでした。

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湖川友謙 サンライズ作品画集

湖川友謙 サンライズ作品画集
湖川友謙 サンライズ作品画集 image by Amazon

 

湖川友謙は「伝説巨神イデオン」のキャラクターを手がけた頃から知りました。

それ以前にも「宇宙戦艦ヤマト」にも携わっていたらしいのですが、あまりインパクトがありません。おそらく松本零士の影に隠れてしまったのでしょう。

やっぱり湖川友謙は映画「伝説巨神イデオン 発動篇」の作画です。

途中でTV放映が終了してしまった「伝説巨神イデオン」のエンディングを劇場公開するために、ほとんど湖川友謙単独で作画したと言われています。

また、この頃、映画やBGM集で、さまざまなイラストも公開されていて、湖川友謙のファンになってしまいました。

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リーンの翼のこと

そして、もう一つ。

私にとっては、野生時代で連載され、角川ノベルスで発表された富野由悠季の小説「リーンの翼」のインパクトが大きいです。

カラーイラストは湖川友謙の得意の画風や、鉛筆画を活かした水彩画風のものが使われていました。

モノクロの挿絵では、様々なタッチを試しており、試行錯誤していたことが分かります。

第1巻では墨絵のような挿絵となっていますが、2巻3巻と水墨画のようなタッチになり、4巻ではまた、1巻に近くなっています。

さらに5巻6巻では線画に近くなっているような。

この挿絵を見て、様々な手法のイラストを描き分けるすごい人だ…という印象が強く、大ファンになりました。

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すごいけれども惜しいと感じてしまう。

この画集の装丁は真の豪華本です。

作品集としては理想的な仕上がりです。シリアルナンバーも入ってます。

「伝説巨神イデオン」「戦闘メカ ザブングル」「聖戦士ダンバイン」の絵の充実が目を引きます。

しかし、私の大好きな「リーンの翼」の挿絵が収録されていません。

その意味で「惜しい」と感じてしまうのでした。

© bluelady.jp

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