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今年ホンダはエンジンコンセプトを変更したために、全く最初から開発作業が始まっています。
そのため、信頼性もパフォーマンスも上がらず苦しんでいます。
過去の2年は何のためだったのか分かりません。
2年間の経験は新しいエンジンに役立っていないのでしょうか?
エンジン供給チームを増やせなければ上位チームに追いつけない
ザウバーとのエンジン契約が破談となり、今度はトロ・ロッソともダメになってしまったようです。
参照 ホンダF1、トロ・ロッソへのエンジン供給に関する交渉が決裂(F1-Gate.com)
エンジン開発のためには複数のチームに供給し、データを集めるしかなかったのですが、実現できず、まだまだホンダの苦境は続きそうです。
……
レッドブルがルノーと仲が悪くなった際、ホンダエンジンへの切り替えを検討していたと言われています。
しかし、ロン・デニスが反対し実現していません。
もし、あのときレッドブルにホンダがエンジンを供給していれば、このような苦境にたたなくてすんだのでしょうか?
今となってはマクラーレンの決断次第で撤退の危機に瀕しています。
レッドブル・ホンダを見てみたかった
ロン・デニスの決断によって、レッドブルはルノーとの関係を継続することが出来ました。
今はそれを喜んでいます。
参照 レッドブル、ホンダのF1エンジン搭載を拒絶したロン・デニスに感謝(F1-Gate.com)
もし、今年レッドブルがホンダエンジンを積んでいたらどうなっていたでしょうか?
おそらく、マクラーレンと最下位を争っていたことでしょう。
しかし、それはそれでF1を面白くしたと思います。
純粋にシャシー性能でマクラーレンとレッドブルを競わせてみたかったと思います。
そうすればマクラーレンもやりがいがあったのではないでしょうか?
マクラーレンが勝つためにはメルセデスエンジンを積むしかないのだが…
2018年マクラーレンがF1で勝つためにはメルセデスエンジンを積む以外は選択肢がありません。
しかし、メルセデスから拒絶され、フェラーリからも拒否されてしまった現在、選択肢はルノーかホンダしかありません。
2択だったらホンダを選ぶしかないでしょう。
ワークスエンジンはカスタマーと違って最も良いものを無条件に使えるからです。
ホンダは今年中に最低でも2段階の改良をエンジンに加えることを予定しています。
そうした最新エンジンを使えるメリットは捨てがたいはずです。
マクラーレンが勝つのはいつになるのでしょうか。おそらく2019年を待つしかないでしょう。
いくらホンダが頑張ってもマクラーレンのみのエンジン供給では2018年にメルセデスに追いつくことは出来ません。
そうなると2018年のアロンソはどこへ行ってしまうのでしょうか?
今年のF1の結果よりもアロンソの行方を心配してしまいます。
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