5月の積ん読です。
天野可淡の写真集をグラフィックカテゴリに入れようかとも思ったのですが、怖くて見返すことが出来ませんでした。
天野可淡 復活譚:片岡佐吉
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球体関節人形作家の天野可淡の作品集です。
天野可淡は交通事故で亡くなられています。
写真家の片岡佐吉さんが撮りためていたカタンドール(天野可淡の人形作品)を写真集としてまとめたものです。
最初のページから最後のページまで、あまりにも虚ろな人形がとても幻想的であり、この世のものとは思えません。
その虚ろさは「死」と読み替えてもいいものです。
怖いのですが、目を離せなくなります。
その「死」は、何か表現出来ない美しさも合わせ持っているようなのです。
圧倒的な作品のクオリティーは鬼気迫るものがあります。
この作品集を見れば、球体関節人形とはここまで怖くて美しいものだったのかと認識することが出来るでしょう。
戦旗不倒 アルスラーン戦記15:田中芳樹
戦旗不倒 アルスラーン戦記15 (カッパノベルス) image by Amazon
学生の頃に夢中で読んだシリーズの最新刊です。
10巻までは一気に読んだ記憶があります。
しかし、それ以降あまりにも刊行スピードが遅く、キャラクターたちの魅力も忘れてしまいました。
今となっては最後が知りたいだけのシリーズになってしまいました。
ふまんがあります:ヨシタケシンスケ
ふまんがあります (PHPわたしのえほん) image by Amazon
ヨシタケシンスケさんの絵本をはじめて買いました。
子供の視点と大人の視点が交錯する面白い本です。
この絵本は子供が読んでも大人が読んでも「なるほど」と納得してしまいます。
ヨシタケシンスケさんのピュアな感覚には驚きました。
大人だからこそ読んでおきたい絵本でした。
碇シンジ育成計画18:高橋 脩
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エヴァンゲリオンの二次創作コミックとしては一番気にいっているシリーズもついに最終刊になりました。
よく最後まで読んだものと自分で感心してしまいます。
各キャラクターが妙にホッコリしていたことが原作にはない魅力でした。
まとめ
このページの中では「天野可淡 復活譚」が最も圧倒的な本でした。
単行本も電子書籍も出版されています。
表紙を見てしまうと中ページを見たくてしょうがなくなり、買ってしまいました。
はじめて球体関節人形の世界に触れることが出来ました。
天野可淡以外にも日本の球体関節人形作家はたくさんいらっしゃいます。
ネットで見ることが出来るそれらの作品世界は、あまりにもシュールで、幻想的で…驚きに満ちた世界でした。
© bluelady.jp
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