心霊探偵八雲を初めて読んだのがいつ頃だったのか、既に忘れてしまいました。
しかし、読み始めてから数冊は一息に読んでしまったことを覚えています。
死者の魂が見える左目を持つヒーローということで、最初は設定が陳腐だと思いつつ手に取った小説でした。
あまり期待していなかったのですが、とてつもなく面白い小説だったのです。
文章もスピーディーで読みやすく、簡単に心霊探偵八雲の世界に取り込まれてしまいました。
心霊探偵八雲10 魂の道標
私が心霊探偵八雲9 救いの魂を読んだのは2013年6月でした。
2012年に発売された作品でしたが、読む時間をとれず、1年後にやっと読んだのでした。
その後、心霊探偵八雲の続編は出版される気配がないのに、神永学の他の作品は多数出版されていました。
これは次で完結するつもりで、引き延ばしているのだろうと思っていました。
ところが、10巻でも完結していません。
あとがきを読んでみると、作者は完結させる気がないようです。
楽しみが長続きするのは、いいことなのですが…
出版間隔が空いてしまうのは勘弁して欲しい。
前作を読んでから4年も経ってしまうと、それまでのストーリーをまったくと言っていいほど記憶していません。
ざっと拾い読みをしてみると、前作から続いて登場しているらしいキャラクターの名前とストーリーがまるで結びつきません。
八雲や晴香、後藤や石井は覚えているものの、それ以外のキャラクターはあやふやです。
出版の間隔が空きすぎると面白いものもつまらなくなってしまいます。
小説の場合は漫画のように1巻から再読するのは骨が折れます。
半年に1度ぐらいは続編が読みたいと思いますが、作家としては無理な相談なのでしょうね。
しかし、せっかく面白い作品をつまらなくしないために、頑張ってもらいたいと思います。
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石井がコケるのは小説では面白く無い。
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