吉岡里帆コンセプトフォトブック「13 notes#」が到着しました。
通常の写真集とは違った企画ものなので、単純に写真を集めたものではありません。
私はこの写真集を大変気に入りましたが…
12のifがつまっている
吉岡里帆コンセプトフォトブック「13 notes#」 (TOKYO NEWS MOOK) image by Amazon
この写真集は発売前「1st写真集」と告知されていました。
そのため、よくある「女優のグラビア集」(水着があたり、カジュアルなシーンがあったり…)のような印象を受けました。
それはそれで、期待したいのですが、実はこの写真集はそういった作りではなく、しっかりとしたコンセプトでまとめられています。
「もしも吉岡理帆が名作映画のヒロインだったら…」
そんな写真が集められています。
収録されている映画は以下の12作。
- 七年目の浮気
- アデル、ブルーは熱い色
- 花樣年華
- ガールファイト
- 花とアリス
- ブラック・スワン
- アメリ
- ピンポン
- パルプ・フィクション
- 空気人形
- 青いパパイヤの香り
- 打ち上げ花火、下から見るか?横からみるか?
私はこれらの映画は全く観ていませんでした。
それが驚きでした。
どれもタイトルだけは知っているんですが…
この写真集に載っている映画の概略を読みながら、「ふーん、こんな映画だったのか!」と少なからず感動しました。
……
実はこの写真集は雑誌「blt graph. 」の連載企画「if〜イフ〜」をまとめたものです。
雑誌企画にプロローグとエピローグをつけてあるだけです。(エピローグが13番目のnote)
写真は未発表のものもありますが…
そういう意味ではお手軽に作った写真集なのですが、「名作映画」という軸があるので、普通の写真集より賞味期限は長いと思います。
ぺらぺらめくって終わりというものではありません。
ただ、中には「単なるコスプレ」というような写真も含まれています。
いろいろなジャンルの映画をピックアップした方が面白いという、雑誌連載ならではの趣向だからでしょうか?
……
この写真集のタイトルは「13 notes#」ですが、これが分かりにくさを助長しています。
もっと企画にマッチングさせたタイトルの方がいいのではないかと思います。
なんとか「1st写真集」としての印象も残したかったという大人の事情が透けて見えます。
いっそのこと雑誌連載のタイトル「if〜イフ〜」のままの方が好感が持てます。
(コンセプトフォトブックというサブタイトルがついているものの、分かりにくい。映画なら「note」ではなく「scene」のような気も…)
……
というわけで、この写真集は一般的な「写真集」として買ってはいけません。
どちらかというと雑誌的なものです。
しかし、写真のクオリティーは高く、企画性もあるのでなかなか面白い写真集に仕上がっています。
それに吉岡理帆のファンなら絶対買いです。
もし、この写真集も第2弾が出るとしたら、私は、また買ってしまうでしょう。
……
けれど、「普通の写真集」も出して欲しい!
© bluelady.jp
オススメ
吉岡里帆コンセプトフォトブック「13 notes#」 (TOKYO NEWS MOOK)
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