やっと私の地域でも「ジギー・スターダスト」が劇場公開されました。
シネコンではなく、ミニ・シアターでの上映です。
うっかりすると見逃しそうな情報でした。
たった6日間、1日1回のみの上映です。
DVDでは何度も観た作品ですが、大画面で観ることができて感動しました。
はじめてのミニ・シアター
ほとんどの映画はシネコンで観るので、ミニ・シアターは初めてです。
驚いたのはチケットに番号が振ってあって、その番号順に入場して席を取る仕組みです。
今時、ネット予約が普通ですので、昔に戻ったようで逆に新鮮でした。
前売りもなく、チケットは当日売り出しのものだけです。
私は朝一に映画館に行って、1番をゲットしました。
……
上映前、待合ロビーではご年配の方が多く、夫婦50割の私ですら若い方でした。
私よりお若い方は2人ほどだったと思います。
20人程度しかいない観客数が、ミニ・シアターの運営の難しさを物語っているようでした。
シネコンで上映したらどれほどの観客を集められたでしょうか?
ジギー・スターダスト
劇場の大画面と音響で観るジギー・スターダストは、いままでDVDでみていたものとは、まるで別物のようにうつりました。
全ての曲の歌詞が字幕で表示されるのも新鮮です。
字幕を追っていくと、あまり品いいとは言えないことばもたくさんありました。
パフォーマンスはどれも素晴らしく、「フリークラウドから来たワイルドな瞳の少年」から「すべての若き野郎ども」への繋がり、「マイ・デス」「時間」など圧巻でした。
また「月世界の白昼夢」「円軌道の幅」が最高でした。
ミック・ロンソンのギタープレイを大画面で見ると迫力があります。
「ジギー・スターダスト」はパントマイムや歌舞伎などの要素を盛り込んだ最高のエンターテイメントでした。
……
この映画を観ても晩年のデヴィッド・ボウイを想像できません。
姿形だけでなく声までが全く異なるのです。
この映画にはデヴィッド・ボウイの若いエネルギーが詰まっているのでした。
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