Photo by Rob O’Connor
このブログはF1情報が1つの柱になっています。
実際にTV観戦した内容やF1情報サイトから入手した情報を自分なりに考察して記事にしています。
ネット上のサイトは、どれも同じような内容のニュースを掲載していますが、スポルティーバは違います。
ホンダ寄りの感はありますが、独自の記事で構成されています。
マクラーレン・ホンダの結果が出ないときに読むと、少し救われた気持ちになる記事が多いです。
F1シーズンが終わって、スポルティーバでは「2015年シーズンのマクラーレン・ホンダを検証する」というシリーズ記事が掲載されはじめています。
これまで、2つの記事がアップされました。
その2つの記事を読むと、やっぱりマクラーレン・ホンダファンをホッとさせてくれると思います。
参照 集英社のスポーツ総合雑誌・スポルティーバ公式サイト web sportiva
徹底検証・屈辱の参戦1年目。ホンダのF1復帰は早すぎたのか?(web sportiva 2015.12.16記事タイトル)
12月16日にアップされた記事のタイトルを見た瞬間に、違和感を感じました。
私は、ホンダのF1復帰は2年ほど遅すぎたと考えています。
現在のパワーユニットが導入されたのは2014年からです。
そのため、各マニュファクチャラーやチームは2013年から2014年に向けた開発を行っていました。
そして、2014年シーズンを戦い、そのデータを元に改良されたマシンとパワーユニットが2015年マクラーレン・ホンダが相手にするライバルたちだったのです。
互角に戦えるわけはありません。
仮想の話をすれば、2014年から他のチームと肩を並べる形で参戦すべきだったというのが、正しい考え方ではないでしょうか?
……
まず、タイトルの批判をしてしまいましたが、内容は別です。
このスポルティーバの記事を読むと、2015年のホンダの状況が非常に良くまとめられています。
新井康久総責任者のインタビューを踏まえて、開幕から最終戦までのホンダの置かれた状況や課題が、この記事から伝わってきます。
ぜひ、読んでみて下さい。
おすすめ記事です。
参照 徹底検証・屈辱の参戦1年目。ホンダのF1復帰は早すぎたのか?(web sportiva)
苦渋を味わったアロンソとバトン。ホンダドライバーの本音は?(web sportiva 2015.12.20記事タイトル)
この記事で興味深いのは、ホンダ・パワーユニットの弱点のことです。
まず、最終戦アブダビGPでのバトンのコメントを読むと「燃費をセーブしなければならなかった」ことが書かれています。
ホンダのパワーユニットの弱点はデプロイメントであることが声高に取り上げられていますが、詰まるところパワーユニットの効率性に弱点があったということが想像できます。
デプロイの問題は「ストレートで他のマシンより速くパワー切れを起こす」というだけで無く「燃費が悪いのでパワーをセーブする」という悪循環も引き起こします。
パワーユニットの効率性については、以下の記事が参考になります。
補足 アリソン、「F1エンジンは効率性がすべて」(ESPN F1)
結局、パワーに注力しすぎ、効率性を軽んじた最悪のPUが「RA615H」だったと言えるのかもしれません。
……
web sportivaの2015.12.20記事から分かるポジティブなことは、最終戦アブダビGPでのアロンソのトライです。
アロンソはレースのラスト5周をフルディプロイメント仕様で走らせています。
結果、全20台中3位のベストラップ(1分44秒796)を刻みました。
これがマクラーレンMP4-30の本当の力なのだと思います。
補足 アロンソの日光浴に「私も笑った」とデニス(ESPN F1)
パワーユニットの効率性の弱点が改良されれば、十分に表彰台争いが出来る位置にいるのではないでしょうか?
来シーズンにとても期待が持てます。
参照 苦渋を味わったアロンソとバトン。ホンダドライバーの本音は?(web sportiva)
スポルティーバの「2015年シーズンのマクラーレン・ホンダを検証する」記事は始まったばかり。
スポルティーバの一連の記事はまだ始まったばかりです。
第3回以降の記事も楽しみになってきました。
2016年シーズンの前に2015年を総括するにはピッタリの特集です。
何回続くのか分かりませんが、見逃さず読んでいきたいと思います。
参照 モータースポーツ F1(web sportiva)
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