ヤング・ウルフ:犬神明のウルフガイ・シリーズが祥伝社から電子書籍として復活します。
実は私はまだこの本を蔵書しています。
祥伝社の新書はそれほど色あせることなくしっかりしているので好きです。
ただ、背のノリは経年で弱くなっているかもしれず、思いっきりページを開く勇気はありません。
そんな心配もなく電子書籍なら読めます。
今までアダルトウルフの祥伝社版電子書籍は全巻買いましたが、まだ「狼男だよ」を読んでいます。
いつになったら平井和正の小説を思う存分読む時間が出来るのでしょうか?
平井和正のなかで最も高揚した小説の一つ
狼の紋章 ウルフガイ・シリーズ (NON NOVEL) image by Amazon
私にとって、ヤング犬神明のウルフガイ・シリーズは平井和正の小説の中でも特別なものです。
今ではもうはっきりしなくなってしまいましたが、私が平井和正の小説に初めて触れたのは「狼の紋章」ではないかと思います。(あるいは幻魔大戦か? サイボーグブルースは平井和正と知らずに読んだ。)
このブログで何度も「平井和正を授業中に読んでいた」と書いていますが、このウルフガイ・シリーズこそがそれです。
これは間違いありません。(ただし、ハヤカワ文庫でしたが…)
青鹿晶子が暴漢に襲われるシーンや蘇生した犬神明が病院から脱出するシーンを授業も聞かずに読んでいました。
……
その後、「狼のレクイエム」を読んだのはNON NOVEL版でした。
学生の頃は時間がいくらでもあったので、「狼の紋章」「狼の怨歌」もNON NOVEL版を読みかえしました。
版が変わる度に再読を繰り返していたのです。
……
このシリーズは「黄金の少女」「犬神明」へと引き継がれていきます。
しかし、最も高揚するのは「狼のレクイエム」で間違いありません。
虎4の死は平井和正の残した最高のシーンです。
未だかつて、「狼のレクイエム」ほど、その世界にのめりこんだ小説はありません。
そのシーンに初めて触れた祥伝社版の電子書籍「狼のレクイエム」ももうすぐ出版されるはずです。
また、最初からウルフガイ・シリーズを読みたいと思います。
それもこの電子書籍で…
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