Photo by Ryosuke Yagi
フェルナンド・アロンソのマクラーレン残留が正式発表されました。
マクラーレンがルノーエンジンを搭載することが決まってからは既定路線の発表です。
すでにマクラーレン・ホンダの継続はないので、私はフェルナンド・アロンソが残っても残らなくても、どちらでもいいと思っていました。
しかし、マクラーレンに残るからにはマクラーレンを象徴するような名ドライバーに成ってもらいたいものです。
果たして、アロンソはそのようなドライバーとしてマクラーレンの歴史に名を残すことが出来るのでしょうか?
思い起こすことが出来るマクラーレンのドライバー
私はF1がテレビ放送されるようになってからのファンです。
そんな私がマクラーレンの代表的なドライバーとして思い出せるドライバーを列挙してみました。
- ニキ・ラウダ
- アラン・プロスト
- アイルトン・セナ
- ミカ・ハッキネン
です。
この4人はマクラーレンにおいてワールドチャンピオンになっています。
しかし、ニキ・ラウダはフェラーリでの印象の方が強いですし、アラン・プロストはウィリアムズでもチャンピオンになっています。
そのため、本当にマクラーレンのドライバーと言えるのはアイルトン・セナとミカ・ハッキネンだけかもしれません。
アイルトン・セナは1988年、1990年、1991年にマクラーレンでチャンピオンを獲得し、ミカ・ハッキネンは1998年、1999年のチャンピオンです。
やはり、マクラーレンのドライバーとして記憶されるためにはマクラーレンでチャンピオンになることが必要です。
では、フェルナンド・アロンソはどうでしょうか?
フェルナンド・アロンソはマクラーレンを象徴するドライバーにはなれない
アロンソがワールドチャンピオンになったのは2005年、2006年。
ルノーで獲得したものです。
その後の2007年はマクラーレンに移籍していますが、ルイス・ハミルトンとの確執によって、1年でルノーに戻っています。
その後フェラーリを経て、2015年からマクラーレン・ホンダと共に現在に至ります。
この3年は、ホンダエンジンの信頼性・パフォーマンス不足から不遇の時期を過ごしています。
このような経緯を見ると、私にはフェルナンド・アロンソがマクラーレンを象徴するようなドライバーには見えません。
実績から判断すると、ルノーのフェルナンド・アロンソと言う方がいいでしょう。
……
2018年からはマクラーレン・ルノーのフェルナンド・アロンソとなるわけですが、そのチームでアロンソはワールドチャンピオンを獲得できるでしょうか?
もし、チャンピオンを獲得できたとしたら、アロンソはマクラーレンのドライバーとして歴史に名を残すことになるでしょう。
しかし、たとえ、そうなったとしても純粋にマクラーレンのドライバーと言えるでしょうか?
ルノーエンジンを載せたマクラーレンで勝ったとしても、やはりルノーのアロンソという印象はぬぐえないのでは?
フェルナンド・アロンソとはいったい何になろうとしているのか、私には分からないのです。
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