1月10日はデヴィッド・ボウイの命日です。
今年もデヴィッド・ボウイの楽曲に感謝します。
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今回ピックアップする「シャドウマン(Shadow Man)」は2度驚いた曲です。
なんて素晴らしい曲なんでしょう!
シャドウマン(Shadow Man)
最初に聴いた「シャドウマン(Shadow Man)」は1971年にジギー・スターダストのセッションで録音された音源です。(録音された日付は諸説があり不明です。)
シンプルなロックバージョンでしたが、若く力強いボウイのボーカルが印象的でした。
この素晴らしい曲がなぜアルバム「The Rise And Fall Of Ziggy Stardust And The Spiders From Mars」に収録されていないのか不思議に思ったものです。
おそらくジギー・スターダストのコンセプトにそぐわないと判断されたのでしょう。
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次にこの曲に出会うのはアルバム「heathen」からのシングル、2002年の「Slow Burn」においてです。(録音されたのは2000年のToyセッション)
円熟したボウイの歌唱と美しいピアノサウンドが心を打ちました。
この2度の驚きによって「シャドウマン(Shadow Man)」は私にとっては忘れられない曲になったのでした。
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この曲の歌詞で「the shadow man is really you」と歌われているあたりは、「世界を売った男」の名曲「円軌道の幅(The Width Of A Circle)」の「And I looked and frowned and the monster was me」と繫がっているように思えます。
ひょっとすると同じテーマ(人格 or 精神の分裂)を歌った曲なのかもしれません。
これほど重要な曲が、なぜフルアルバムとしてリリースされていないのかと惜しい気持ちでいっぱいになります。
1971年のデモバージョンのリリースは無理かもしれませんが、2002年のバージョンは未発表アルバム「Toy」の収録曲です。
「Toy」の公式リリースが待たれます。
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