アルバム「ヒーローズ」の中でも特に熱くなる曲が「ライオンのジョー(Joe The Lion)」です。
この曲のリードギターが凄い。
ライオンのジョー(Joe The Lion)
リードギターはロバート・フリップによるものです。
ボウイの曲の中でも特に印象的なギターです。
ボウイの経歴においてミック・ロンソンにならび貢献したギタリストがロバート・フリップだと思います。
……
この曲はアメリカのアーティストのクリス・バーデンのオマージュが含まれているということを知りました。
クリス・バーデンというアーティストは自分の腕を銃で撃たせたり(作品名「Shoot」:1971年)、ビートルの上に貼り付け(作品名「Trans-Fixed」:1974年)になったりした人。
パフォーマンス・アートという分野を切り開いた人です。
2015年に69歳でなくなっています。(ボウイと同じ歳です)
2016年にはドキュメンタリー映画が制作されていました。
YouTubeMagnolia Pictures & Magnet Releasing
晩年は現代彫刻で目を見張る作品を残しています。
私が気になったのはミニカーが循環するアート作品「Metropolis II」です。
YouTubeHENRYandREL Supermarché
他にもバイクと巨大な動輪をつなげたような「The Big Wheel」や、巨大な戦争ジオラマ「A Tale of Two Cities」など、現代美術作家として傑出した作品を世に送り出しています。
……
「ヒーローズ」は1977年の作品なので、クリス・バーデンのパフォーマンス・アートという分野にデヴィッド・ボウイは興味を持ったのでしょう。
そのようなアート性をも自身の楽曲に取り入れていった結果が「ライオンのジョー(Joe The Lion)」なのだと思います。
デヴィッド・ボウイのアートへの貪欲さには驚かされます。
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コメント
私もこの曲はヒーローズでベストの一つでお気に入りです^_^
リードギターももちろん良いのですが、冒頭のリズムギターが私には衝撃的でした。カルロスアロマーなんでしょうね♪
後半のボウイの「メイドブライオーーーーンアーウァーー!」というシャウトも横綱級の鳥肌ものです)^o^(
クリスバーデンの一連のパフォーマンス映像は大学の授業で観せられました。結構エグいので気分悪くなり席を立つ女子も数人。。
オカルティックな趣味を紹介してるところもボウイの曲の魅力だと思います
Jさん、ありがとうございます。
カルロス・アロマーも忘れてはいけませんね。
今はギブソンの危機が気になってます。