デヴィッド・ボウイの70年代の傑作アルバム「ダイヤモンドの犬」の前半のハイライトは「Sweet Thing」「Candidate」「Sweet Thing (Reprise)」の流れです。
この3曲はつなぎ目がなく、まるで長い1曲(8分51秒)のように聴こえます。
これを1曲ととらえると、まるで「Blackstar」のような曲だと思えてきます。
「Blackstar」も中間にポップな曲が挟まれたような構成でした。
「Sweet Thing」「Candidate」「Sweet Thing (Reprise)」の3つの曲は「Blackstar」にも繫がるボウイの楽曲の中でも特筆すべきものだと思います。
このころからデヴィッド・ボウイの曲は驚異的なまでにドラマチックだったのです。
美しきもの(Sweet Thing)〜キャンディデイト(Candidate)〜美しきもの(Sweet Thing Reprise)
ページのタイトルを「Sweet Thing(美しきもの)」にしようか、「キャンディデイト(Candidate)」にしようか迷いました。
結局、これらの曲を切り離すことが出来ませんでした。
……
「キャンディデイト(Candidate)」はアルバム「ダイヤモンドの犬」では2分40秒ほどです。
実は、この曲単体で5分を超えるバージョンがあります。
1990年にリリースされたライコ盤と2004年にリリースされた「ダイヤモンドの犬」30周年アニバーサリー・エディションに収録されています。
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「キャンディデイト(Candidate)」は単体で聴いてもとてもいい曲です。
しかし、「Sweet Thing」「Candidate」「Sweet Thing (Reprise)」の流れで聴くときのドラマチックさは薄れてしまっています。
ボウイ自身が選曲したコンピレーションアルバム「iSelect」にも「Sweet Thing/Candidate/Sweet Thing」として収録されていますので、やっぱり1曲として考えた方がよいでしょう。
この3曲、「Blackstar」のように1曲としてリリースしてくれていれば、タイトルを迷わなくてよかったのですが…
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キャンディデイト(Candidate)単体でもいい曲です。
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