デヴィッド・ボウイの「スクリーム・ライク・ア・ベイビー(Scream Like A Baby)」は1980年にリリースされた80年代最後のトニー・ヴィスコンティとのアルバム「スケアリー・モンスターズ」に収録されています。
このアルバムには数々の傑作曲が収録されているのですが、あまり話題に上らないこの曲をあえて選んでみました。
スクリーム・ライク・ア・ベイビー(Scream Like A Baby)
この曲のボウイの歌唱がとても印象的です。
まるでラップのように、ナレーションのように聞こえます。
異様な力強さもあります。
ギターは緊迫感をあおるように鳴り響き、ドラムは民族音楽のようなリズムを刻みます。
普通ではない傑作なのですが、なぜか話題にならない(ような気がします)。
というのも、「スクリーム・ライク・ア・ベイビー(Scream Like A Baby)」が収録されたアルバム「スケアリー・モンスターズ」には傑作曲が多すぎるのです。
ミチ・ヒロタの日本語が切り裂くように聞こえる「It’s No Game (Part 1)」、ロバート・フリップのギターが荒れ狂う「Scary Monsters (And Super Creeps)」、驚くべき美しさをもったシンセサイザーが印象的な「Ashes To Ashes」、「Fame」にも負けない「Fashion」…と驚くべき楽曲が続きます。
その中にあって、1970年代にアヴァ・チェリーのために書いた「I Am A Laser」を再構築してみせたデヴィッド・ボウイの力量は凄い。
Astronettes Sessions image by Amazon
People From Bad Homes image by Amazon
「I Am A Laser」はアヴァ・チェリーのアルバム「The Astronettes Sessions」「People from Bad Homes」で聴くことが出来ます。
これらのアルバムは曲順が違うだけだと思います。(私が持っているのは「The Astronettes Sessions」のみ)
興味がある方は聴いてみて。
© bluelady.jp
オススメ
SCARY MONSTERS-AND SUP
ボウイの傑作アルバムの一つです!!!!
※Amazonにリンクします。
コメント
タイトルの通りの高音のシャウト部分がたまらないです。
後半がテンポの同じくらいの曲が続くので、評価は前半に集中しているようですがよいアルバムだと思います。
リードギターの音質がfashionと似ていると思うのですがこっちにはロバートフリップがクレジットされていない。。あのリードはカルロスアロマーなのでしょうか?
ベタですが、teenage wildlifeも!
Jさん、ありがとうございます。
このアルバムでもロバート・フリップとカルロス・アロマーが参加しているのですが、ふたりのギターはどれなのか迷う曲がありますね。
いろいろと資料を調べて見ても分からない場合もあります。
私の思い込みでフリップとアロマーを間違えている場合もあるかもしれません。