平井和正の傑作三作品が電子書籍で発売です。
いずれも文庫本発売時の表紙となっているのが、うれしいです。
サイボーグ・ブルース
サイボーグ・ブルース (角川文庫) image by Amazon
「サイボーグ・ブルース」は平井和正の初期長篇の傑作です。
漫画家の不祥事で頓挫してしまった「8マン」の鎮魂歌として書かれた作品で、日本のサイバーパンクの代表作となりました。
「8マン」が「サイボーグ・ブルース」となり、「デスハンター」が「死霊狩り」になるのですから、読んだ当時は平井和正の作家としての力量に驚きました。
漫画原作がこれほど凄い小説にバージョンアップするのなら、もっと出して欲しいと思っていました。
ストレンジ・ランデヴー
ストレンジ・ランデヴー (集英社文庫) image by Amazon
「ストレンジ・ランデヴー」は平井和正の晩年の小説です。
実は1度しか読んでいないので、詳しく作品を紹介することが出来ません。
平井和正の「恋愛小説」というふれこみだったと記憶しています。(違ったかも…)
これを機にもう一度読みたいと思っています。
インフィニティー・ブルー
インフィニティー・ブルー 上 (集英社文庫) image by Amazon
インフィニティー・ブルー 下 (集英社文庫) image by Amazon
「インフィニティー・ブルー」は「21世紀8マン」と命名され登場した作品。
この作品には「ロボット」や「サイボーグ」の代わりに「マシナリー」という言葉が登場します。
「8マン」との繋がりはキーワードとしての「サチコ」「∞」。そしてサイボーグを思い起こさせる「マシナリー」でしょうか。
ストーリーとして「8マン」との接点は希薄ですが、主人公の精神性は「8マン」や「アーネスト・ライト」を思い起こすことも出来ます。
つまり、「8マン」との繋がりは読者しだいということではないでしょうか?
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