デヴィッド・ボウイの復活アルバム「ザ・ネクスト・デイ」は傑作曲のオンパレードといってもいいほど素晴らしいアルバムです。
このアルバムでは過去のボウイを思い起こさせるような楽曲が多く収録されています。
エクストラ・エディションを含めると、過去の曲のリズムを使った楽曲が複数あるのも面白いです。
このアルバムのなかで、やはりボウイは一筋縄ではいかないソングライターだと思わせてくれる曲があります。
それが「ヴァレンタイン・デイ(Valentine’s Day)」です。
ヴァレンタイン・デイ(Valentine’s Day)
YouTubeDavidBowieVEVO
この曲はタイトルからすると、美しいラヴソングのように思えます。
しかし、歌詞を読むとラヴソングとはかけ離れた何かのようです。
公式のミュージック・ビデオを見ても少し怖い感じです。
私は歌詞を気にしないことが多いのですが、この曲は気になりました。
……
実は「ヴァレンタイン・デイ(Valentine’s Day)」は銃乱射犯の心理を歌ったものだというのです。
デヴィッド・ボウイの詩はとても難解なので、言われてはじめて気づくものも少なくありません。
この曲もまさしくそんな曲の一つです。
そんな危ない曲に美しいメロディーを与えたり、ラブソングを連想するようなタイトルを付けたりすることが、とてもボウイらしいと思うのです。
……
この曲を聴きながら口ずさんでしまう私も危ないのかもしれません。
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