今まで、とりとめもなく平井和正関連記事を書いてきましたが、切りがいいので分類しておきます。
日記的なものは掲載しないように努めました。
なお、今回は「平井和正の世界」の201回目の記事になりますが、以降タイトルから掲載番号を廃止します。
平井和正の作品世界
平井和正の宇宙感は多元宇宙に集約されます。作品世界では、「アダルト・ウルフガイシリーズ」と「ウルフガイシリーズ」、「幻魔大戦(マンガ版)」・「幻魔大戦(小説版)」・「新幻魔大戦」・「真幻魔大戦」等(そのほかに、「ハルマゲドン」、「ハルマゲドンの少女」があります。)の幻魔世界が、それぞれの作品相互に関わり合って多元宇宙を構成しています。
真幻魔大戦で登場する「杉村優里」。彼女は「東丈」から「アンドロイド美女」と呼ばれます。彼女の容姿でぴったりくるのはやっぱり「生頼範義」氏の挿画のイメージです。
平井和正は情念の作家と言われています。「言霊使い」の方が一般的ですが、初期作品には人間悪の追求作業が多くみられます。多分、「虎の時代」から「狼の時代」の作品群は情念の作家としての傾向が色濃く現れている作品が多いはずです。
平井和正作品には非常に魅力のある悪役たちが多数登場します。そんなキャラクターに焦点をあててみました。
平井和正作品の初期、平井先生自身が「人類ダメ小説」と名づけていた。「死霊狩り」や「ウルフガイシリーズ」がそうだ。
平井和正の絶頂期には「ウルフの子ら」と呼ばれるような作品、作家が続出した。それと知りながらたくさんの小説群を追いかけた経験がある。
このタイトルはコトダマ社から発行された「HIRAIST」 の章題である。平井和正作品を理解する上で非常に重要なキーワードであるので少し掘り下げてみたいと思う。
あとがき小説「ビューティフル・ドリーマー」はSFアドベンチャー増刊「幻魔宇宙」に掲載された。1985年刊行の「高橋留美子の優しい世界」にも掲載されている。1977年の「ミカエルを囲む会」の「ミカエル語録」の存在や彼女との対話等が小説として語られている。
高橋留美子さんは第2期ウルフガイシリーズの女神様です。平井和正の本にもたくさんのイラストを提供していらっしゃいますし、「語り尽くせ熱愛時代」「高橋留美子の優しい世界」「女神變生」といった刊行物は高橋さん無くして実現することはあり得ませんでした。
第193回 平井和正から大藪春彦へ – 狼は暁を駆ける(ハイウェイ・ハンター・シリーズ)解説より
このハイウェイ・ハンター・シリーズの主人公、「西条秀夫」の名前だけは知っていました。ウルフガイ・シリーズで主役級の活躍を見せる悪役「西条恵」のモデルとなったのは、この「西条秀夫」だからです。
平井和正短編集
平井和正処女作が「レオノーラ」です。「レオノーラ」とは人間に絶望した主人公「ケン」の妹「ジュリ」が旅行の間、ケンの将棋の相手をさせるため手配したアンドロイドの名前。
比較的最近(平成6年3月のことですが)「月光学園」(不思議文学館)という短編集が出版芸術社から出版されたのをご存じでしょうか?
平井和正がレイモンド・チャンドラーのファンだったことや、SF以外の作品を発表していたことは、若い読者層にはあまり知られていないのではないでしょうか?
「狼女リツコ」は「魔女の標的」に掲載されています。「魔女の標的」は表題作以下11編の短編小説で構成されています。
超革命的中学生集団
平井和正作品はハードボイルドSFと言われた時代。レイモンドチャンドラーや大藪春彦を尊敬している彼が「狼男だよ」から始まるハードボイルドSFの決定版ともいえるアダルトウルフガイシリーズを書き続けながらも横順ばりのハチャハチャSFを書き残しているのをご存じだろうか?
メガロポリスの虎
平井和正の処女長編が「メガロポリスの虎」です。この作品は電脳社会を描いた最初の小説。平井和正はこの小説を書き上げるために大変苦労されたと何かの後書きで読みました。
アンドロイドお雪
平井和正作品の中で漱石の猫君を彷彿とさせるキャラクターがいる。それは「アンドロイドお雪」に登場する「サイボーグ猫ダイ」だ。
サイボーグ・ブルース
平井和正全集「サイボーグブルース」の後書きには、打ち切り後のエイトマンについて触れてある。非常に興味深いのは、エイトマンの開発についてだ。
第186回 父の書斎で、平井和正の「サイボーグ・ブルース」を見つけてしまったら…(ぼくは平井和正作品と出会った_①)
そんなシチュエーションで少年は父親のデスクに無造作に置いてあった、角川文庫の「サイボーグ・ブルース」を手に取ってしまいました。そして…
悪霊の女王
平井和正作品といえば主人公に感情移入することが非常に簡単だという特徴がある。作品を読み始めた瞬間から、作品世界にとけ込み、主人公と同一化することができる。ウルフガイ、アダルト・ウルフガイ、幻魔大戦、月光魔術団しかり。
死霊狩り(ゾンビーハンター)
ゾンビーハンターがついにハルキ文庫で出てしまいました。ハルキ文庫は平井作品の全てを網羅するのでしょうか?
ウルフガイ
「狼のレクイエム 第3部」ついに開始される。それが「黄金の少女」編でした。青鹿晶子はどうなってしまったのか?虎4は生き残っているのか?
ウルフガイ・シリーズが長い休止から復活を遂げたのは「黄金の少女」編でした。この再開は舞台をアメリカに移してウルフガイたちのその後を追うとともに新キャラクター「キンケイド署長」が登場し、チェンバーズの町でのハルマゲドンを克明に描いたものとなっています。
今まで、新しい平井ファン向けにこのページを書いたことがないので、今回はウルフガイシリーズの構成について触れることにした。ウルフガイシリーズをあげてみると以下のようになる。
幻魔大戦
平井和正ライブラリー・幻魔大戦第7集には巻末に石森章太郎氏との共作「幻魔大戦」の原作文が載っています。スタートも「孤独な旅人」に乗り旅立つルナ王女は変わりなく、文章の多少の違いはあるものの完全な小説として原作ストーリーが公開されています。
今までにいったいいくつの幻魔大戦が登場してきたのだろうか?漫画版幻魔大戦(石ノ森章太郎×平井和正)、新幻魔大戦、真幻魔大戦、ハルマゲドン、ハルマゲドンの少女、そして幻魔大戦DNA。これらの幻魔大戦とは別にもうひとつ。それは映画版幻魔大戦だ。
私は角川文庫版幻魔大戦にふれたのが最初だった。ゲストブックにもご要望があるので(あまえびさんおそくなってごめんなさい)幻魔大戦についてこの辺でまとめておきたいと思います。幻魔大戦の続編が書かれることを期待しつつ。
第188回 DVDレンタルショップで「幻魔大戦」を見つけてしまったら…(ぼくは平井和正作品と出会った_③)
この作品は角川映画で角川書店のメディア戦略全盛の時代の作品でした。大藪春彦の「汚れた英雄」や「蘇る金狼」なども同時期の作品のはずです。監督はりんたろう、銀河鉄道999と同じ監督さん。「ハルマゲドン接近」のキャッチコピーが懐かしいです。
第194回 平井和正 vs 富野由悠季対談「SFアドベンチャー増刊・平井和正の幻魔宇宙」から
富野由悠季、平井和正と幻魔を語る。どちらかというと富野由悠季さんがインタビューアーの形で、対談が進んでいます。
ハルマゲドン
「ハルマゲドン」シリーズは第2次幻魔大戦として平井和正ライブラリーの第8集として刊行された。当初、第1部「破壊王」・グローイングアップ1・グローイングアップ2、第2部「人類復興」・ダブルキャストという構成だったが…
真幻魔大戦
なぜ取り上げたかというと、実は真幻魔大戦で私が最も好きな部分だからです(単純)。東丈がルポライター石黒啓太郎のアパートでヤクザとやり合うシーンが頭を離れないのです。
杉村優里は真幻魔大戦に東丈の秘書役で登場した「アンドロイド美女」である。幻魔大戦の杉村由紀と相関関係(血縁関係)にあるのは間違いのない人だ。
真幻魔大戦はビッグプロローグから始まる「現代編」、杉村優里、役小角らの登場する飛鳥時代「上代編」、ムーの世界から幻魔世界へ飛躍する「異世界編」の3部構成がいままで発表されている。
幻魔大戦deepトルテック
平井和正の最後の作品となったのが幻魔大戦deepトルテックである。豪華ボックス入りの本、先着特典で電子書籍CDがついていた。2008年の出版である。
ボヘミアンガラス・ストリート
平井和正「ルシフェル伝」ついに完結?「ルシフェル伝」は幻魔大戦、ハルマゲドンではなかったか?
最初に読んだときもそうだったけれど、「ボヘミアンガラス・ストリート」は涙なしでは読めない作品だ。
第187回 友達の家で「きまぐれオレンジ・ロード」を見つけてしまったら…(ぼくは平井和正作品と出会った_②):オマージュ作品、ボヘミアンガラス・ストリート
なになに、主人公が神様? コミックは面白かったので、小説好きのぼくは読んでみることにした。
月光魔術団
現在進行形の小説は「月光魔術団2、ウルフガイDNA」。実は私はPDF版を読んでいないため、3巻目をやっと読んだところ。
「人狼地獄」の解説は本間俊太郎さんとおっしゃる方で平井さんの大学時代からの友人でいらっしゃるとか。ここでも「月光魔術團」はすでに34巻まで完成していることが書かれています。
月光魔術團は平井作品のなかでも大シリーズとなった。私は未だに全てを読み通していないのだが、ウルフガイ、幻魔大戦それぞれのDNAシリーズが生まれた。月光魔術團という全く新しいシリーズの中にウルフガイの遺伝子と幻魔大戦の遺伝子が組み込まれているわけだ。
女神變生
徳間書店から平井和正ライブラリーとして「幻魔大戦」がハードカバー本として刊行されたとき、付録として発表されたのが「女神變生-青鹿先生行状記」です。
クリスタル・チャイルド
「 クリスタルチャイルド」は泉谷あゆみさんのコミックスであるが、「地球樹の女神」のコアストーリーとしてデジタルブックで1997年に刊行されている。
時空暴走気まぐれバス
平井和正作品の新作がついに出た。「時空暴走 気まぐれバス」がそれだ。高校生時代の習作をリメイクしたものだということ。
「ドナ」や「ダツラ」ということばが真幻魔大戦・異世界篇を思い出させた。これは言葉遊びだと思う。「地球樹の女神」や「ウルフガイ・犬神明編」の要素も感じ取れた。
ストレンジ・ランデブー
平井和正、久々の新作である。3つの短編小説からなる。短編の新作は久方ぶりだそうである。
僕にとってストレンジ・ランデヴーは特別な作品集になった。3つの短編はどれもが読了した後にすぐさま読み返したい衝動に駆られた。
インフィニティー・ブルー
21世紀8マンのオープニングが「ビッグ・プレリュード篇」だ。今、オフィシャルサイトはこの話題で持ちきりである。
ついに新作のタイトルが明らかに。いつまでも「21世紀エイトマン」なんて言わなくてよくなった。このタイトルってスペシャルだ。
第167回 犬鷲の子ら(※欠番)
「∞BLUE」を置いておくことができず「幻魔大戦DNA」をさしおいて読んでしまっている。第1集を読み終えようとしている。「21世紀8マン」を期待して読み進めたが完全にはぐらかされた。
第168回 マルコ(※欠番)
マルコの登場は衝撃だった、○性のはずが○性だなんて、しかし、これがマシナリーということなのだろうか。ますます、マシナリーが分からなくなってくる。
BLUE HIGHWAYS
同梱の「BLUE HIGHWAYS」をその日の内(翌朝)に読了してしまった。平井和正作品の初期短編を彷彿とさせる作品であり、また「サイボーグ・ブルース」のテーマ「鎮魂」を継承した作品でもあると思います。
平井和正全集
1991年から1992年にかけてリム出版から全100巻の予定で「平井和正全集」が刊行された。当時私は小田急・百合ヶ丘に住んでおり、駅近くの大塚書店で第一回刊行本の「ゾンビーハンター」を手に取った。
第200回 平井和正全集(リム出版刊)刊行予定表:1991年~1992年出版
「平井和正」カテゴリーも200回を迎えました。100回区切りにちなんで、以前100巻予定だった平井和正全集の刊行予定表を掲載しておきます。
HIRAIST
HIRAISTは1988年コトダマ社から刊行されました。徳間書店のSFアドベンチャーでの告知によって、通販、限定販売されました。ウルフガイの復活と同時期です。
8マン(エイトマン)
第002回 8マン(エイトマン)ラストシーン(私の中の最終回)
私はついに最終兵器、フォノン・メーザーの使用に踏み切った。コズマをこれ以上この世界にとどまらせるわけにはいかないのだ。
今までのDVDタイトルとコミックタイトルを比較してみました。左がDVD右がコミックです。
正月休みは8マンを読んで過ごした。大掃除の時に扶桑社文庫の8マンを掘り出し、読んだ。
第175回 少年マガジン<復刻扉画> 8マン ザ・ベスト(エイトマン)
超音波発信機の超音波を極度に強めると、生き物の神経をずたずたにして、思考力を奪うことができる。
第190回 平井和正原作「8マン(エイトマン)」2つの最終回:マンガショップシリーズの完全版8マン
マンガショップシリーズは2つの最終回が読めるのですが、私がこれを手に入れたときは、2011年の秋であり完全にブログの更新意欲をなくした時期でした。そのため、この2つの最終回についての記事がこんなに遅くなってしまったのです。
第192回 平井和正のスペシャル・ウルフガイ劇場「8マン “魔人コズマ篇” 最終回より」(エイトマンもうひとつの最終回ー狼の世界:ウルフランド掲載)
平井和正の8マンの最終回には小説版があったのを思い出しました。ウルフガイの番外編の「ウルフランド」に掲載されています。
スパイダーマン
スパイダーマンは平井和正の原作作品としては得意な存在だ。アメリカコミックにオリジナルを持つため全くの雇われライターとしての仕事であったらしい。
第195回 平井和正ストーリーの変遷:「死を蒔く女」から生まれたスパイダーマン・魔女の標的・悪徳学園・悪霊の女王・狼の紋章・アダルトウルフガイ「凶霊の罠」
平井和正の短編集や漫画原作ほどおもしろいものはありません。なぜなら、それらの作品は後に形を変え、長編として結実する萌芽が含まれているからです。なかでも「悪夢のかたち」収録の「死を蒔く女」は特別な作品と言ってもいいのではないでしょうか?
コミック版幻魔大戦
「石ノ森版・幻魔大戦」を初めて読んだ。元々、「幻魔大戦」は石森章太郎との共著である。
石ノ森章太郎さんの幻魔大戦がアニメ化されていることをインターネットで知った。もうスカイパーフェクTVで放映されているという。
コミック版ウルフガイ
平井和正オフィシャルページはウルフガイ・ドットコムと名称が変わった。掘り出し物では原作ウルフガイも公開された。月光魔術団はただいま第3部進行中。
またまたウルフガイネタになってしまいました。PDF版ウルフガイも14巻が販売され、羽黒獰との決着もついた。
PDF18巻からいままで読んだことのないストーリーが展開し始めた。コミック本「狼の紋章」は18巻の途中までしか掲載されていなかった。理由は分からないが、コミック本で「狼の怨歌」は出なかったのである。
その他の作品
「 ビューティフル・ドリーマー」は「高橋留美子の優しい世界」収録のあとがき小説である。幻魔大戦が終了をむかえ、ウルフガイ犬神明が復活を遂げた経緯をあとがき小説として書き起こされた作品のことである。
平井和正全集の巻末には大変詳細な作品年表が付いている。1962年、平井先生24歳の時からである。その年表をパラパラとめくっていてキャプテン・スカーレット(原作)という文字を見つけてしまった。
平井和正作品には不死鳥作戦(フェニックス・オペレーション)という言葉がよく出てくる。エクストラ・リュウにも出てくるし、ウルフガイ・シリーズにも登場する。
実際にビタミンC原末を購入したのは昨年の11月頃でメガビタミン(ビタミンCの大量接種、詳しくはメガビタミン・ショックを購入して読むべし。オフィシャルサイトから購入可能。)を実践中であった。
ウルフガイ復活の契機となった重要な対談集です。高橋留美子さんの犬神明や虎4への思いや、平井和正先生のルーミックワールドへの考察が語られています。
平井和正の作品をまたいだ記事
実は平井ファンを自称する私ですが、失念してしまった作品(嫌いなのかも?)もいくつかあります。平井和正作品はすぐに作品世界にとけ込めるし、主人公とも同調しやすいのですが、これらの作品は違う気がする。
このところ平井和正作品は非常に明るくて、健康的な魅力たっぷりって感じがするけど、以前の人類ダメ小説群、ルシフェル伝といった作風を今一度復活させてもらえたらなって思うこともある。
平井和正作品のイラストは、今ではたくさんのイラストレーターの方々が手がけられています。私が最初の平井和正作品を手にしたときは生頼範義さんの挿画でした。
後藤由紀子は特別なキャラクターだ。平井和正先生の初恋の人がモデルになっているらしい。今まで、複数の小説の登場人物になっている。
真幻魔大戦、幻魔大戦のオープニングが「ビッグ・プロローグ」だ。久々に真幻魔大戦を手に取った。
幻魔大戦、真幻魔大戦に登場する悪役がドクター・レオナード・タイガーマンだ。興奮すると寅縞模様が顔に浮き出してしまう。
第198回 初期の平井和正の作品(サイボーグ・ブルース、アンドロイドお雪 …etc.)はサイバーパンクの分類でいいのかな? BLUEシリーズもこの系譜?
平井和正の初期作品としてこのページで扱おうとしているのは、「アンドロイドお雪」「エスパーお蘭」「サイボーグ・ブルース」等です。
第196回 符合する平井和正と永井豪:ウルフガイとデビルマン、幻魔大戦と凄ノ王
夜にかかる虹<下巻>:リム出版に永井豪のデビルマンについて言及されているページを見つけました。私は平井和正と永井豪の両方が好きで、どちらの作品もほぼ全てをカバーしています。そのため、両方の作家の作品が妙に符合するものがあるように以前から感じていました。
平井和正の事件
平成元年8月を最後に、「地球樹の女神」の刊行がストップしてしまいました。刊行巻数は6巻を数えていました。当時の平井和正作品は角川ノベルス刊の「地球樹の女神」が進行中でした。「真幻魔大戦」以外の作品は、角川文庫にすべて収録されていました。
徳間書店から1990年ハードカバー版「地球樹の女神 pert1」が発売された。前年まで角川ノベルズから6巻が刊行されていたシリーズである。そのシリーズがなぜか1、2巻合本という形で再出版されたのである。理由はその後書きから判明した。
角川春樹さんの実刑が確定してしまった。米国からコカインを密輸しようとしたとして93年逮捕された
アメリカでは同時多発テロ(9.11)によってワールドトレードセンターが崩壊した。ものすごい事件だ。小説や映画の世界より現実の出来事の方がすさまじいことが起きる。
テロの驚異はアメリカ国民の結束を高め、90%にも及ぶ報復行動への支持を示している。世界でもイギリス、フランス、ドイツでの迅速な対応が伝えられ、支援意識を高めた。
テロと戦争、アメリカとアフガニスタン、イスラムとキリスト、タリバンと北部同盟、ジハードとクルセイダー、空爆と物資投下、有色人種と白人、アラブと世界、宗教と政治。様々な対立の中で正義はどこにあるのだろう?
平井和正さんの死を知ったのは昨日(2015.1.18)の朝のことでした。
第199回 平井和正 重大ニュース(悪霊の女王・ハリウッド映画化、サタンの標的発掘、平井和正全集、新幻魔大戦・第二部、少女のセクソロジーⅢ)…なおこのページはフィクションです
平井和正が亡くなってから3ヶ月以上になります。氏の新作が出なくなって久しいですが、未発表作品が発掘されて、書籍で発売されないかな? と思ってしまうこの頃です。
Linのこと
●平井和正作品との最初の遭遇:平井和正作品との最初の出会いは少年マガジン連載中の8マンでした。ごく幼少期の私は、兄のもつマンガ本の字も読めませんでしたが、マンガはありがたいものでしっかりと8マンのかっこよさは目に焼き付いています。
1980年は私にとって平井和正黄金期だ。
公式サイト・関連サイト
www.bluelady.jp
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