photo by Eva Rinaldi
僕が大学の4年の頃だったと思いますが、シンディー・ローパーがデビューした。
外国の女性の年齢は外見だけでは分かりにくい。シンディー・ローパーは既に30歳でした。
学生パブへ行くと、シンディー・ローパーかマドンナがよくかかっていた。
このとき、友達に「シンディー派かマドンナ派か」と聞かれて困った。
僕は洋楽をほとんど聴かなかったからだ。
友達は言った「僕はシンディー派」だと
「マドンナより、シンディーは可愛い」って。そいつは言った。
マドンナは当時25歳、同時期にデビューしたため、シンディーと比べられることが多かったようだ。
僕にしてみればどちらでも良かったのだが、なぜかこの時の会話は忘れられない会話になってしまった。
シンディー・ローパーを思い出すのは映画「グーニーズ」
就職してから「グーニーズ」は、かみさんと一緒に名画座で観た映画だ。(グーニーズの公開は1985年、観たのは1年後の1986年だった。当時まだ結婚してなかったが…)
そのころにはMTVの影響で洋楽にも慣れ親しむようになっていた僕は、テーマ曲(グーニーズはグッド・イナフ-The Goonies ‘R’ Good Enough)がシンディー・ローパーだということも知っていた。
それに既にセカンドアルバム「トゥルー・カラーズ(True Colors)」が発表されていて、MTVでシングル曲がトップ10入りしていた。
この映画がシンディー・ローパーのアルバムを購入するきっかけになったと記憶している。
最初に買ったのはデビュー・アルバムではなくセカンドアルバムであった。
デビュー・アルバム「シーズ・ソー・アンユージュアル – She’s So Unusual(1983)」
1983年、シンディー・ローパーは「シーズ・ソー・アンユージュアル」というアルバム1枚でメイン・ストリームに躍り出ることになった(彼女は下積みが長かったのだが)。
このアルバムから「Girls Just Want To Have Fun」「Time After Time」「She Bop」「All Through The Night」「Money Changes Everything」「I’ll Kiss You」「When You Were Mine」と次々とシングルカットされた。そのうち4曲が連続でヒットチャートのトップ5入りするというモンスターアルバムが「シーズ・ソー・アンユージュアル」だったのだ。
「シーズ・ソー・アンユージュアル」からの曲は1983年〜1985年まで次々とヒットし、ポップス界を席巻することになる。
今年の3月にシーズ・ソー・アンユージュアル30thアニバーサリー・ライヴ<フロント・アンド・センター>at ハイライン・ボールルーム(DVD付)もでました。 by Amazon
セカンド・アルバム「トゥルー・カラーズ – True Colors(1986)」
私が「トゥルー・カラーズ」を購入したときに驚いたのは、それがセカンドアルバムという事実だった。ずいぶん数多くのヒット曲を飛ばしていたためにそれらが全て1枚のアルバムからの曲だとは信じられなかったからだ。
このアルバムはデビュー・アルバムより好きなアルバム(最初に買ったからというだけではないと思う)
「Change Of Heart」「Boy Blue」「True Colors」「Calm Inside The Storm」「What’s Going On」「911」「One Track Mind」等の大好きな曲が詰まっている。
デビューアルバムよりロック色が強い(デビューアルバムはダンス色が強い)。
サード・アルバム「ア・ナイト・トゥ・リメンバー – A NIGHT TO REMEMBER(1989)」
このアルバムはシンディー・ローパーで最も好きなアルバム(誕生日にかみさんにプレゼントしてもらった)。
何より忘れられないのは、このアルバムのツアーで来日(1989年 A Night To Remember Tour)。横浜アリーナーでライブを観た。
最初から最後まで立ちっぱなしで、ノリノリであった。
A Night To Remember Tourを観たあとは燃え尽きてしまったのか、しばらくシンディー・ローパーを聴いていない時期があった。
たぶん、いろいろあったのだと思うけど…音楽どころではなかったのかも。
シンディー熱、再燃
シンディー熱が再燃するのは初の転職を経験した後だ。
職場でもイヤフォンOKの会社だったので、また、シンディー・ローパーのアルバムを聴き始めた。
既に「ハット・フル・オブ・スターズ – Hat Full Of Stars (1993年)」「シスターズ・オブ・アヴァロン – Sisters Of Avalon(1996年)」が発表されていた。
その後の「メリー・クリスマス…ハヴ・ア・ナイス・ライフ – Merry christmas…Have a nice life!(1998年)」も購入。
このアルバムはお気に入りで、クリスマスが近づくと聞きたくなる。
円熟味を増し、様々なジャンルの楽曲を歌い分けるシンディー・ローパー、 後期のシンディーで一番のお気に入りは「シャイン – Shine(2004年)」
シンディー・ローパーは「アット・ラスト – At Last(2003年)」以降、アダルティーなアルバムが多くなっていくのだが、すこしなじめないのは僕だけではないはず。
その後発表された「シャイン – Shine(2004年)」はお蔵入りになっていたアルバムを日本限定で発表したもの。諸事情は分からないが、このアルバムはファーストアルバムからサードアルバムの流れを引き継いだ、シンディーらしいアルバム。これを聴いた後は歓喜しました。
「シャイン 」の後はまたアダルト路線に戻ってしまった「ブリング・ヤー・トゥー・ザ・ブリンク – BRING YA TO THE BRINK(2008年)」「メンフィス・ブルース – Memphis Blues(2011年)」を発表。
この後のシンディーも期待してます。
ベスト盤やリミックス盤も
ファンなのでつい買ってしまったベスト盤やリミックス盤。
グレイテスト・ヒッツ – Twelve Deadly Cyns…And Then Some(1994年)
Time After Time: The Best Of(1994年)
ザ・ボディ・アコースティック – The Body Acoustic(2005年)
アコースティック・バージョンが聴けるセルフカバー盤
ジ・エッセンシャル – The Essential(2008年)
ジ・エッセンシャル 究極ベスト – The Essential [Bonus Track](2008年)
シンディ・ローパー・フロア・リミキシーズ – Cyndi Lauper Floor Remixies(2009年)
To Memphis with love(2011)
www.bluelady.jp
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コメント
赤い帽子のベストアルバム発売当日に買って、未だに時々聴いてます。
僕にとってはウィーアーザワールドよジャラジャラしたお姉さんというのが第一印象でした。
幾つになっても可愛い!
カラアゲボーイさん、シンディー・ローパーのページに書き込みありがとうございます。
この人がいまだに頑張っているのには敬服します。
ただ、アルバムのジャンルがだんだん変わってしまったので、昔のようなスカットしたものを期待してしまいますね。