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ハンガリーGPはメルセデスエンジンが表彰台に上がらなかった今期初めてのレースとなりました。
それは、ルイス・ハミルトンらしからぬ集中力を欠いたレース運びによるものです。
その他にも様々なアクシデントが起きていますが、ラッキーが運んできたマクラーレン・ホンダのダブル入賞に喜んでいられる状況ではありません。
- 混沌としたレースの状況を把握する
- マッサのスタート・ポジションによるエクストラ・フォーメーションラップ
- 1周目:ハミルトンがコースアウト。10位までポジションダウン
- 20周目:ペレスとマルドナドが接触。
- 25周目:グロージャンのピット作業がアンセーフ・リリース
- 41周目:ライコネン、パワーダウン
- 43周目:ヒュルケンベルグのフロント・ウイングが脱落し、クラッシュ
- 44周目:セーフティーカー導入
- 45周目:アロンソ、リヤブレーキに捨てバイザーが引っかかり加熱。
- 49周目:ハミルトンとリカルドが接触。ボッタスとクビアトも接触。
- 53周目:ハミルトンはノーズ交換
- 54周目:ペレスがリタイア
- 57周目:ライコネン、リタイア。フェルスタッペン、ドライブスルーペナルティー
- 62周目:サインツ、リタイヤ
- 64周目:ロズベルグとリカルドが接触
- レースまとめ
混沌としたレースの状況を把握する
第10戦ハンガリーGPでは様々なインシデントが起きていますが、おさらいしてみたいと思います。
マッサのスタート・ポジションによるエクストラ・フォーメーションラップ
マッサがスタート位置の手前に停止していたことにより、スタートが中断。フォーメーションラップのやり直しになりました。
マッサは5秒ペナルティーを科せられています。
1周目:ハミルトンがコースアウト。10位までポジションダウン
フェラーリに先行を許し焦ったのか、ハミルトンはコースアウト。
映像ではロズベルグがコースを塞いだようにも見えましたが、単純にハミルトンのミスによるもの。
20周目:ペレスとマルドナドが接触。
ペレスは15位までポジションダウン。マルドナドにはドライブスルーペナルティーが科せられました。
25周目:グロージャンのピット作業がアンセーフ・リリース
グロージャンのピット作業がマッサと絡んで、5秒のタイム加算となっています。
41周目:ライコネン、パワーダウン
MGU-Kのトラブルが発生し、パワーダウン。せっかくの2位走行に暗雲が垂れ込めます。
43周目:ヒュルケンベルグのフロント・ウイングが脱落し、クラッシュ
VSC(ヴァーチャル・セーフティーカー)になります。
ここで、ロズベルグがミディアム・タイヤにスイッチ。レースの残り周回を考えればソフトが妥当なところ。早さを捨てたコンサバな戦略です。
こういうところがロズベルグがスターになれない理由(レースせず、ハミルトンのことばかり考えている)。
44周目:セーフティーカー導入
48周目に解除されます。
45周目:アロンソ、リヤブレーキに捨てバイザーが引っかかり加熱。
ラッキーにもセーフティーカー導入時のタイヤ交換のタイミングと重なり、捨てバイザーを除去し、事なきを得ています。
49周目:ハミルトンとリカルドが接触。ボッタスとクビアトも接触。
セーフティーカー開けでリカルドがハミルトンにアタック。ハミルトンはフロント・ウイングの翼単板が外れます。
ボッタスとクビアトのバトルでは、ボッタスが右リアタイヤにダメージを負いピットインとなりました。
53周目:ハミルトンはノーズ交換
リカルドとの接触によりハミルトンにドライブスルー・ペナルティーが科せられます。
56周目ペナルティーを消化し、順位を落とします。
54周目:ペレスがリタイア
この原因不明です。
57周目:ライコネン、リタイア。フェルスタッペン、ドライブスルーペナルティー
ライコネンはMGU-Kの問題が解消できず結局リタイアになってしまいました。残念。
フェルスタッペンはセーフティーカー導入時のスピード超過です。
62周目:サインツ、リタイヤ
サインツはパワーを失ってリタイヤしています。
64周目:ロズベルグとリカルドが接触
ロズベルグはパンク。リカルドはフロント・ウイングにダメージを負います。
両者共に65周目ピットイン。
リカルドはソフトタイヤでプッシュし表彰台を手にしています。
レースまとめ
ベッテルは一人レースをリードする中、様々なバトル・インシデントが起きました。
賞賛に値するのは、レッドブルのリカルドの頑張りです。
常に攻めの姿勢を忘れず、表彰台を手にしました。
それに引き替え、メルセデスのロズベルグは消極的な戦略で8位に終わります。
「やる気がないなら引退した方がいい」と思わせるほどの不甲斐なさです。
今回集中力を欠いた、ハミルトンですが、ロズベルグは相手になりません。
セナ・プロとはレベルが違いますね。
ホンダはダブル入賞とはいうものの、決して褒められたものではありません。
運が良かっただけです。
トラブルがなくてもQ3突破は無理だったでしょう。
ただ、次戦では全く新しいパワーユニットを投入予定(50馬力アップとの噂)なので、期待しましょう。
レース結果:1位:ベッテル(フェラーリ)、2位:クビアト(レッドブル)、3位:リカルド(レッドブル)
GP2ではARTの松下信治が優勝していますし(2位もARTのストッフェル・ファンドーネ)、F1もマクラーレン・ホンダは期待できるかもしれません。
ホンダあげあげ記事は以下
参照:ホンダF1、ダブル入賞で手応え。「次のステップに移りたい」Sportiva
www.bluelady.jp
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