Photo by Rob Alter
4つのストレートを複合コーナーでつないだ形のモンツァは、元々オーバル・コースだっただけあって、オーバルのレースと変わらない印象を受けます。
エンジン勝負の超高速サーキットなので、波瀾が無い限りは順位を予想できてしまいます。
上位が事故でもしなければ、退屈なレースです。
ポールのハミルトンがスタートをミスし6位まで後退しても、メルセデスの優位は変わらず、このレースはロズベルグだと予想できたことが、このレースのつまらなさを象徴しています。
48周目ターン1でリカルドがボッタスを抜いたコーナーの飛び込みはしびれましたけど…
参照 Race highlights – Italy 2016(formula1.com)
マクラーレン・ホンダは太刀打ち出来ず
来季のラインナップが決まったマクラーレン・ホンダですが、その話は次の記事に譲ります。
このレースでは単純にパーツのテストのようでした。
40周を周回する頃にはロズベルグに2台とも周回遅れにされてしまいました。
アロンソは最後のペースアップの無線に笑いで答えるほど。勝負になりません。
それでも、タイヤを交換したアロンソが51周目にファステスト・ラップ1分25秒340をたたき出し、このレースを楽しんでフィニッシュしました。
このファステストはホンダにとって24年ぶりの快挙でした。
バトンも11位を行くハースのグロージャンをソーパーソフトで追い続けレースを楽しんだようです。
……
レースの結果は予想通り1ピット戦略でメルセデスのロズベルグ、ハミルトンの順で、2ピット戦略のフェラーリに大差をつけてしまいました。
表彰台では3位に入ったベッテルはティフォシの前でご機嫌でしたが、メルセデスとの差を考えると浮かれてはいられないでしょう。
結果
F1 2016 第14戦 イタリアGP モンツァ・サーキット – 全53周(2016.9.4)
順位 | ドライバー | チーム | ポイント |
---|---|---|---|
1 | ニコ・ロズベルグ | メルセデス | 25 |
2 | ルイス・ハミルトン | メルセデス | 18 |
3 | セバスチャン・ベッテル | フェラーリ | 15 |
4 | キミ・ライコネン | フェラーリ | 12 |
5 | ダニエル・リカルド | レッドブル | 10 |
6 | バルテリ・ボッタス | ウィリアムズ | 8 |
7 | マックス・フェルスタッペン | レッドブル | 6 |
8 | セルジオ・ペレス | フォース・インディア | 4 |
9 | フェリペ・マッサ | ウィリアムズ | 2 |
10 | ニコ・ヒュルケンベルグ | フォース・インディア | 1 |
11 | ロマン・グロージャン | ハース | |
12 | ジェンソン・バトン | マクラーレン | |
13 | エステバン・グティエレス | ハース | |
14 | フェルナンド・アロンソ | マクラーレン | |
15 | カルロス・サインツ | トロ・ロッソ | |
16 | マーカス・エリクソン | ザウバー | |
17 | ケビン・マグヌッセン | ルノー | |
18 | エステバン・オコン | マノー | |
r(36) | ダニール・クビアト | トロ・ロッソ | |
r(26) | パスカル・ウェーレイン | マノー | |
r(7) | ジョリオン・パーマー | ルノー | |
r(6) | フェリペ・ナッセ | ザウバー |
ドライバーズ・ランキング
順位 | ドライバー(チーム:No) | ポイント |
---|---|---|
1 | ルイス・ハミルトン(メルセデス:44) | 250 |
2 | ニコ・ロズベルグ(メルセデス:6) | 248 |
3 | ダニエル・リカルド(レッドブル:3) | 161 |
4 | セバスチャン・ベッテル(フェラーリ:5) | 143 |
5 | キミ・ライコネン(フェラーリ:7) | 136 |
6 | マックス・フェルスタッペン(レッドブル:33) | 121 |
7 | バルテリ・ボッタス(ウイリアムズ:77) | 70 |
8 | セルジオ・ペレス(フォース・インディア:11) | 62 |
9 | ニコ・ヒュルケンベルグ(フォース・インディア:27) | 46 |
10 | フェリペ・マッサ(ウイリアムズ:19) | 41 |
11 | フェルナンド・アロンソ(マクラーレン:14) | 30 |
12 | カルロス・サインツ(トロ・ロッソ:55) | 30 |
13 | ロマン・グロージャン(ハース:8) | 28 |
14 | ダニール・クビアト(トロ・ロッソ:26) | 23 |
15 | ジェンソン・バトン(マクラーレン:22) | 17 |
16 | ケビン・マグヌッセン(ルノー:20) | 6 |
17 | パスカル・ウェーレイン(マノー:94) | 1 |
18 | ストフェル・バンドールン(マクラーレン:47) | 1 |
– | エステバン・グティエレス(ザウバー:21) | [11] |
– | ジョリオン・パーマー(ルノー:30) | [11] |
– | マーカス・エリクソン(ザウバー:9) | [12] |
– | フェリペ・ナッセ(ザウバー:12) | [12] |
– | リオ・ハリアント(マノー:88) | [15] |
– | エステバン・オコン(マノー:31) | [16] |
コンストラクターズ・ランキング
また、ウイリアムズとフォース・インディアが入れ替わりました。
4位争いは熾烈です。
ここにマクラーレンが加わってくれるといいのですが…
順位 | チーム | ポイント |
---|---|---|
1 | メルセデス | 498 |
2 | レッドブル | 290 |
3 | フェラーリ | 279 |
4 | ウィリアムズ | 111 |
5 | フォース・インディア | 108 |
6 | マクラーレン | 48 |
7 | トロ・ロッソ | 45 |
8 | ハース | 28 |
9 | ルノー | 6 |
10 | マノー | 1 |
11 | ザウバー | [12] |
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