Photo by Juozas Kaziukenas
F1 2017年開幕戦オーストラリアGP予選が開催されました。
今年のF1の各マシンについに序列が付いたのです。
予想通りメルセデス、フェラーリ、レッドブルの3強となりました。
フェラーリが良い仕事をしたのは間違いなく、昨年水をあけられたレッドブルを越えるスピードを示しています。
しかもメルセデスに匹敵する速さで、今年はメルセデス vs フェラーリの戦いが白熱しそうな予感です。
マクラーレン・ホンダはどの位置につけたのか
上位3チームはバルセロナテストの時からある程度予想はついていたのですが、中断のチームがどうなっているのかは予選が終わってもはっきりしません。
トロ・ロッソ、ウィリアムズ、フォース・インディア、ハースF1は実力が伯仲しているように見えます。
その後にルノー、マクラーレン・ホンダ、ザウバーという順序で後方を形成しています。
フェルナンド・アロンソが予選13番手につけていますが、MCL32はフェラーリの旧型エンジンを使うザウバーC36の上ぐらいの実力しかないでしょう。
MCL32はさらに細かいトラブルは続いていて、ストフェル・バンドーンはまともにアタックできていません。
フェルナンド・アロンソの怒りが極限に達していることは想像に難くないです。
2年F1を経験していてもトロいエンジンしか作れなかったホンダは完全に期待外れです。
モナコまでには次のバージョンのエンジンを開発するとのことですが、そんなに早くバージョンアップできるのなら、昨年の内にやっておいて欲しかったですね。
対応が速いことを考えると、単純にハードの剛性が足りなかったとかいうような単純なことではないのかとあらぬ憶測をしてしまいます。
4基のエンジンしか使えない2017年ですので、すでにチャンピオンシップは諦めた方がよさそうですね。
あとは今シーズンが終わるまでに表彰台だけを目指して欲しいと思います。
Q1敗退者は実力不足?
Q1敗退はジョビナッツィ(ザウバー)、マグヌッセン(ハースF1)、バンドーン(マクラーレン・ホンダ)、パーマー(ルノー)、ストロール(ウィリアムズ)の5人となりました。
面白いのはマグヌッセン(ハースF1)、パーマー(ルノー)、ストロール(ウィリアムズ)の3人のチームメイトはそれぞれ上位に食い込んでいることです。(バンドーンはトラブルなので除外しています)
この結果をみるとQ1敗退した3人のドライバーはドライビングスタイルが新しいレギュレーションのマシンに合っていないか、実力不足です。
ストロールなどは、どこか別のカテゴリーで修業し直した方がいいかもしれません。
予選結果
順位 | ドライバー | チーム | タイム |
---|---|---|---|
1 | ルイス・ハミルトン | メルセデス | 1’22.188 |
2 | セバスチャン・ベッテル | フェラーリ | 1’22.456 |
3 | バルテリ・ボッタス | メルセデス | 1’22.481 |
4 | キミ・ライコネン | フェラーリ | 1’23.033 |
5 | マックス・フェルスタッペン | レッドブル | 1’23.485 |
6 | ロマン・グロージャン | ハースF1 | 1’24.074 |
7 | フェリペ・マッサ | ウィリアムズ | 1’24.443 |
8 | カルロス・サインツ | トロ・ロッソ | 1’24.487 |
9 | ダニール・クビアト | トロ・ロッソ | 1’24.512 |
10 | ダニエル・リカルド | レッドブル | – |
11 | セルジオ・ペレス | フォース・インディア | 1’25.081 |
12 | ニコ・ヒュルケンベルグ | ルノー | 1’25.091 |
13 | フェルナンド・アロンソ | マクラーレン・ホンダ | 1’25.425 |
14 | エステバン・オコン | フォース・インディア | 1’25.568 |
15 | マーカス・エリクソン | ザウバー | 1’26.465 |
16 | アントニオ・ジョビナッツィ | ザウバー | 1’26.419 |
17 | ケビン・マグヌッセン | ハースF1 | 1’26.847 |
18 | ストフェル・バンドーン | マクラーレン・ホンダ | 1’26.858 |
19 | ジョリオン・パーマー | ルノー | 1’27.143 |
20 | ランス・ストロール | ウィリアムズ | 1’28.244 |
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