なんと!
平井和正のウルフガイシリーズが新版で発売されます。
旧版ウルフガイシリーズは1971年、1972年にハヤカワSF文庫から発売されています。
まさか45年以上も経過して新版で復刊されるとは、驚くべきことです。
田中芳樹の「七都市物語」も新版で発売されたので、この延長線上にある出版ということになるのでしょうか?
ウルフガイ新版の書影はまだ公開されていません。
しかし、田中芳樹の「七都市物語」同様、旧版と同じイラストが使われることを期待しています。
生賴範義のカバーイラストで復活してもらいたいと思います。
(以上、2017.11.30記)
新版「狼の紋章」「狼の怨歌」
狼の紋章【エンブレム】〔新版〕 (ハヤカワ文庫JA) image by Amazon
「狼の紋章」は博徳学園を舞台にした学園ものです。
実は私は博徳学園は高校だと思い続けていました。ところが博徳学園は市立中学だったのです。
そのことを知ったのは泉谷あゆみのコミカライズを読んだ時でした。
羽黒獰らの凄まじいばかりの暴力はどうしても中学生と思えなかったからでしょうか?
そのため犬神明も高校性ぐらいの歳として頭のなかでヒーロー像が出来上がっていました。
今になって中学の犬神明を想像するのは無理かもしれません。
今度の新版を読んで中学生の犬神明を脳内再構築してみたいと思っています。
……
狼の怨歌【レクイエム】〔新版〕 (ハヤカワ文庫JA) image by Amazon
「狼の怨歌」は、中学校の枠を飛び出し、世界謀略計画(不死鳥作戦:フェニックス・オペレーション)まで、スケールアップしていきます。
アダルトの神明や虎4、西城恵らが活躍し始め、犬神明の周りを固める登場人物が活躍しはじめます。
死んだと思われた犬神明の復活や青鹿晶子の救出劇は今でも心に焼き付いたままです。
……
ヤング犬神明が活躍するウルフガイシリーズがハヤカワ文庫で発売されたのは「狼の紋章」と「狼の怨歌」の2冊だけのはずです。
この後に、さらにスケールアップした「狼のレクイエム」が続くわけですが、これは別の出版社の本を読むしかないのでしょうね。
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