Photo by Michael Reiss
2015年10月11日、ソチ・オートドロームでF1第15戦ロシアGPが開催されました。
2回のセーフティーカーで燃費が楽になったレース。各所でバトルが発生しました。
序盤、ロズベルグがトラブルでリタイアしてしまいましたが、ハミルトンは盤石。
その後にフェラーリ・ベッテルが続く、いつもの展開。
しかし、ドラマが最終ラップに待っていました。
最終ラップ、3位をかけたバトル ペレス、ボッタス、ライコネン
3位を走行していたフォース・インディアのペレスは1ストップ戦略でフロイントタイヤが限界に達していました。
ペレスが膨らんだところを、ウイリアムズのボッタス、フェラーリのライコネンが共に飛び込みパス。
ペレスは5位に落ち、最終ラップに突入していきます。
その後、ターン4でライコネンが強引にボッタスのインにフロントをねじ込みます。
ボッタスのリアとライコネンのフロントタイヤが接触。
ボッタスは、はじかれストップ。ライコネンはサスペンションにダメージを負ってスピードが落ちます。
結局、後方のマッサにもパスされ、ライコネンは5位でゴールしています。
表彰台は1位:ハミルトン、2位:ベッテル、3位:ペレス。
ペレスは2014年第3戦・バーレーンGP以来、久しぶりの表彰台になりました。
ハミルトンはベッテルに並ぶ42勝目をあげました。
ライコネンのペナルティーで決まった コンストラクターズタイトル
ライコネンは最終ラップのボッタスとの接触で30秒加算となり、8位に後退。
結果、メルセデスがコンストラクターズタイトルを獲得しました。
お祭り騒ぎをTVで見ることはできませんでした。
マクラーレン・ホンダは棚ぼたのダブル入賞のはずが…
最終ラップのバトルに気をとられていたら、なんとマクラーレン・ホンダが9位・10位フィニッシュしていました。
ダブル入賞で3ポイントの獲得と思ったのですが…
その後、アロンソのコーナーカットがあったとかで、5秒ペナルティーを科せられ11位に。
結局、バトンの9位のみで2ポイント獲得です。
6台リタイアしボッタスも完走扱いですがストップしてしまいましたので、ラッキーの入賞には違いありません。
リタイアリストは以下です。
- リカルド(レッドブル)47周
- サインツ(トロ・ロッソ)45周
- グロージャン(ロータス)11周
- ロズベルグ(メルセデス)7周
- ヒュルケンベルグ(フォース・インディア)0周
- エリクソン(ザウバー)0周
ロズベルグ・ボッタスは悔しいでしょう。
ロズベルグはトップでスタートしたにも関わらず、アクセル・ペダルのトラブルでリタイアを喫してしまいました。
ポイントでハミルトンに72ポイント差をつけられたばかりか、ベッテルにも抜かれ3位転落です。
最強のメルセデスでフェラーリのベッテルに追い越されてしまったことは大変な屈辱だと思います。
ロズベルグは今年あまりいいところがなかったですね。
少しかわいそうになってきました。
ボッタスも最終ラップのライコネンの無謀な突っ込みが表彰台に立てたかもしれません。
怒り心頭では?
USGPでの頑張りに期待します。
USGP以降4戦は日本深夜の開催になります。
F1情報が1日遅れてもお許し下さい。
© bluelady.jp
コメント