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7月5日、イギリス、シルバーストーンサーキットで行われたF1イギリスGP(全52周)は7台がリタイアする荒れたレースになりました。
いつになっても気持ちよく走れないマクラーレン・ホンダ。レギュレーションの見直しで、5機のエンジンが使えることになったのですが、1機エンジンが増えたところで、どうにもならないところまで来ています。
歴代単独3位(46回目)のポール獲得で、必勝を期するメルセデス・ハミルトンの母国グランプリはどのようなドラマを生んだのでしょうか?
(ミハエル・シューマッハ:68回、アイルトン・セナ:65回)
オープニングラップでスタートを決めたウイリアムズ
ウイリアムズ・マッサはスタートを決め、トップに立ちます。これはメルセデスにとって、まさに大事件。
オープニングラップのマルドナド・グロージャン、アロンソ・バトンの僚友同士の接触でセーフティーカーが入り、4周目のセーフティーカー開けでボッタスがハミルトンをパス。
ウイリアムズがメルセデスを抜きワンツー態勢になりました。
今日のレースはいつもの展開とは違って、面白くなりそうだったのですが…
20周目、ハミルトンがアンダーカットに行き、タイヤ交換の遅れたマッサは2位に後退、ハミルトンにトップを奪われてしまいます。
オープニングラップでジェンソン・バトンリタイア、まさかのチーム同士の接触
もう一つのオープニングラップの事件はマクラーレン・ホンダ同士の接触です。
結果、ジェンソン・バトンはリタイアとなってしまいました。
アロンソもフロントウイングを交換するため、すぐさまピットイン。
アロンソの挙動がおかしかったようですが、一体何が起きたのでしょうか?
(後に、ロータス同士の接触をアロンソが避けたためと判明)
36周目、雨のレース。インターミディエイトとハードタイヤの車が混戦状態に。 44周目、強くなった雨で46周目には全車インターミディエイトに交換。
レース中盤、変わりやすいブリティッシュウェザーのために、レースはさらに混乱状態になります。
34周目のVSC導入と36周目に降り始めた雨によって、レースが動き出し、マクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソは11位まで順位を上げます。
その後強まった雨で44周目、ハミルトンとベッテルがタイヤ交換。
39周目から41周目の間にロズベルグにかわされていたウイリアムズはさらに順位を落とし、ベッテルに先行される結果となってしまいます。
オーダーは1位:ハミルトン、2位:ロズベルグ、3位:ベッテル、4位:マッサ、5位:ボッタス…10位:アロンソという順に。
レースが終わってみれば表彰台はおなじみの結果になってしまいました。
初ポイント:フェルナンド・アロンソ
やっと今シーズンの初ポイントのアロンソ。
今シーズンは既にテストシーズンと割り切って、残りのレースも頑張って欲しいです。
消極的戦略はいつものこと、ウイリアムズ
毎年、惜しいところで勝利を逃す、ウイリアムズの戦略はいつも消極的すぎると批判されます。
しかし、今回は雨がなければ違った結果となっていたはず。
気まぐれなブリティッシュウェザーは、メルセデスに味方してしまいました。
逆の結果になれば、少しは面白くなったでしょうね。
次のレースではマクラーレン・ホンダにいいところを見せて欲しいと願いつつ、このページを終了します。
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