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3つのトークンを使用した新スペックのパワーユニット(マーク3)を投入したにも関わらず、ベルギーGPでは無残な結果に終わったマクラーレン・ホンダ。
実際に何が起こっているのか情報を集めてみました。
3つのトークンの使用で何が変わったのか?
トークンの使用で変更になったのは以下。
- 燃焼室
- 給排気システムのレイアウト
- ギヤトレイン
※トークンを使用しての改善はICE(エンジン)に集中していますが、冷却関係(ラジエーターの位置等)も変更されているようです。
参照 ホンダF1、ベルギーの新スペックエンジンに3トークン使用。週末に2回の交換を計画(オートスポーツweb)
総体的にはICE改善によるエンジン出力アップを目指してのアップデートとなっています。
予想した出力は出ているパワーユニット
ホンダF1プロジェクト総責任者の新井さんは予想した出力が出ていると明言しています。
では、予選で17番手・18番手、決勝で16台中13位・14位と低迷したのは何が原因なのでしょうか?
結果に結びつかない理由としては以下のようなことが考えられるようです。
- MGU-Hの回生量が足りない
- エネルギー配分の問題(ERSのデプロイメントの問題:回生したエネルギーをどこで使うか)
- もともと出力アップが足りない
参照 ホンダ密着:アップデートの真価は次で見えるのか(オートスポーツweb)
結局、エネルギー回生(MGU-H)を改善しない限り、他のチームとは戦えない状況にあるのではないでしょうか?
パワーユニットの改善が不十分だった
スポルティーバの記事が興味深いです。
ホンダは7つのトークンを残していましたが、今回使用したのは3トークンのみ。
本来、7つのトークン全てを投入したかったようですが、時間的に無理だったようです。
それでもルノーよりパワーは出ているとのことですが、結果から見て納得できない説明ですね。
参照 【F1】「フェラーリ超え」を達成できず、ホンダに迫るタイムリミット(スポルティーバ)
もっと不安なのは、今後の改善計画もICEを基本としているところです。
ベルギーGPの結果からはエネルギー回生に力を入れても良さそうなのですが、どういうことなのか分かりません。
エネルギー回生に優れたメルセデス・パワーユニットに対抗する気概が見られません。
シャシー批判も出る始末
レッドブルと比較して、空力とメカニカルグリップに劣るシャシーにも原因があるとの新井さんの主張もあるようです。
確かにそうかもしれませんが、レッドブルは2年前年まではチャンピオンカーを作ってきたチームです。それもエイドリアン・ニューウェイの設計によるマシンは空力マシンとまでいわれていました。そのチームと比較するのも少し情けないように思います。
参照 ホンダ 「マクラーレンは2015年グリッドのベストマシンではない」(F1-Gate.com)
シャシーの未成熟な部分をホンダ・パワーでカバーして欲しいと思います。
次戦モンツァではさらに低迷する予想
次戦イタリアGPモンツァはスパよりもさらにパワーが重要なサーキットです。
今のマクラーレン・ホンダでは結果を期待するのは無理な状況です。
さらに、悪いことにフェラーリとメルセデスがトークンを使ったパワーユニットのアップデートを投入してくるようです。
ますます、可能性がなくなりますね。
アロンソの前向きな発言が痛々しいです。
参照 マクラーレン・ホンダ、さらなる苦戦を覚悟(F1-Gate.com)
とても、批判的なページになりましたが、日本GPではまともに戦えることを少しだけ期待して応援し続けます。
いつの日か(近い将来)ポディウムの頂点にアロンソが立つことを夢見てます。
マクラーレン・ホンダがダメな理由はMGU-Hだけじゃなかったみたいです。(2015.9.9 追記)
参照 ホンダ、2016年にむけてパワーユニットのレイアウト変更が必須?(F1-Gate.com)
イタリアGPモンツァの結果も見てね。(2015.9.8 追記)
最終的に以下の記事に行き着きました。(2015.9.10 追記)
https://8blue.net/post-10174/
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