この「Safe」という曲は、アルバム「ヒーザン」の際に、ボウイとトニー・ヴィスコンティの共同でプロデュースされました。
しかし、元々は1998年リーブス・ガブレルスとともに制作が進められていたものです。
※当時は「Safe In This Sky Life」というタイトルだったようです。未完の作品でした。
1年くらい前に、この曲のロング・バージョンがネットにアップされて話題になりました。
セイフ(Safe)
「Safe」は公式にはシングル「Everyone Says ‘Hi’」に4分44秒のバージョンが収められたのみと思っていました。
ところが、「ヒーザン」にはSACD仕様のアルバムがあって、そこに5分53秒のフルバージョンが収められていたのです。
Heathen (Ms) (Sl) image by Amazon
SACDの専用プレイヤーが必要なために、このアルバムは聴いたことがありません。
アルバムの最後に「Safe」が収録されているのは知っていましたが、シングルと同じものだと思っていました。
ところが1分以上も長いバージョンだったのです。
……
4分44秒と5分53秒の違いはエンディングの長さです。
フルバージョンはうねるようなギターがこれでもかというくらいエンディングを盛り上げています。
これほど余韻の残る曲も少ないでしょう。
私は「ヒーザン」をボウイの中でもベストアルバムのひとつに数えています。
それだけに、「Safe」のフルレングスバージョンがエンディングに入ったSACD仕様のアルバムと同じものを通常のプレイヤーでも聴けるアルバムとしてリリースして欲しいと願っています。
……
「Safe」フルレングスバージョンは以下で聴くことが出来ます。
© bluelady.jp
コメント
Linさん、おはようございます。
ボウイのSACDは「ジギー・スターダスト」「レッツ・ダンス」「スケアリー・モンスターズ」「ヒーザン」「リアリティ」の5枚があります。
この内、5.1ミックスは「ジギー」と「ヒーザン」「リアリティ」の3枚です。
「ジギー」は40周年記念盤のアナログLPにDVD-Audio盤が付属されてリリースされた物を持っています。
「リアリティ」は北米だけで販売された表面がCD、裏面がDVD-Audioのデュアルディスクを持っています。
DVD-Audioは5.1サラウンド・システムを接続したDVDプレイヤー、ブルーレイプレイヤーで再生できます。
ボウイの5.1DVD-Audioは、他にも「デビッド・ライブ」「ヤング・アメリカン」「ステイション・トゥ・ステイション」「ステージ」が出されています。
また、公式ライブDVDもほとんど5.1ミックスになっています。
さて、「ヒーザン」の5.1ミックスは未だにSACDのみです。
通常ステレオだと左、中央、右に音が分かれますが、5.1だと左前、前中央、右前、右後、左後、ウーハーに分かれます。
立体感が出て、聞こえなかった音が聞こえたりで、別物に聞こえます。
そんななかでも、「ヒーザン」の5.1は特別で、ステレオ盤に入っていない音が入っていたり、曲長が長かったりでかなり違うそうです。
私も早く聴きたいですが、SACDも貴重で手に入れにくく、高額ですし、わざわざSACDプレイヤーを買う気にもなれません。
朝から長分で失礼しました。
aladdindogsさん、ありがとうございました。
私はジギーとスケモンのSACDも持っていますが、聴いたことありません。DVD-Audioは1枚もないので、すこし残念です。
今、ヤフオクに「リアリティ」のデュアルディスクの未開封品が8,000円で出ていますね。
aladdindogsさん、ありがとうございます。
私はデュアルディスクが発売されてこと自体、忘れてました。
2005年のことのようですね。