やっと「死霊狩り(ゾンビー・ハンター)」のハヤカワ文庫版が到着しました。
今まで角川文庫、ハルキ文庫、平井和正全集などは「死霊狩り(ゾンビー・ハンター)」を3部作として3冊で発売されてきました。
このような分厚い1冊となったのは初めてではないでしょうか。
しかも「死霊狩り(ゾンビー・ハンター)」の表紙は最初に発売されたハヤカワ文庫の表紙絵が使われています。
死霊狩り(ゾンビー・ハンター)1には生賴範義の挿絵が入ってます。
死霊狩り【ゾンビー・ハンター】〔全〕 (ハヤカワ文庫JA) image by Amazon
この本で最もうれしかったことは生賴範義の挿絵が入っていたことです。(死霊狩り1のみ)
1972年に発売されたハヤカワ文庫の「死霊狩り」のものです。
角川文庫に移籍してからは挿絵がありません。
そのため、ハヤカワ文庫版は特別だったのですが、やっと復刊されました。
死霊狩り(ゾンビー・ハンター)の構成
今回の「死霊狩り(ゾンビー・ハンター)」は以下の構成になっています。
- 死霊狩り1:ハヤカワSF文庫版
- 死霊狩り2:角川文庫版
- 死霊狩り3:角川文庫版
解説やあとがきも入っていますが、「死霊狩り1」についてはハヤカワ文庫版なので本田雅之の解説+著者あとがきという構成です。
森優の解説が読みたい場合は角川文庫版の「死霊狩り1」を購入して下さい。
死霊狩り (1) (角川文庫) image by Amazon
平井和正のゾンビー
今では「ゾンビー(ゾンビ)」という言葉はありふれたものになりました。
細菌感染や吸血によってゾンビーになるケースが多いように思います。
しかし、平井和正の「ゾンビー」は地球外生命体が憑依するものなので独創的です。
さらに「死霊」と漢字をあてているのが、平井和正らしいです。
ストーリーは折り紙付きです。「幻魔大戦」に馴染めない方にも熱狂してもらえるでしょう。
とにかく面白い。
この本を読まずして人生を終わってはいけません。
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