9月6日、モンツァ・サーキットでF1 2015第12戦イタリアGPが開催されました。全53周、ドライ・コンディションのレースです。
予選好調だったフェラーリが地元イタリアでどんな活躍を見せるかが焦点です。
ライコネンも2013年中国GP以来のフロントローからのスタートで期待されました。
盤石のハミルトン優勝
48周目ピットからスピードアップの指示が飛び、バタバタした感じになりましたが、全く危なげなく優勝してしまいました。
7戦連続、11回目のポール・ポジションからそのままのゴールです。映像もほとんどないぐらい圧倒的でした。
ハミルトンが強すぎます。
終盤のスピードアップの指示はタイヤ内圧が規定より低すぎたため、ペナルティーを恐れての指示だったようです。スタート時、左のリアタイヤのプレッシャーが規定値より0.3psi低かったそうです。
参照:メルセデスに落ち度なしとの判断(ESPN F1)
メルセデス・ロズベルグはエンジンブローでリタイア
ロズベルグは52周目、エンジンブロー。
やはり、(6戦目の)旧型エンジンを使ったことで、新型エンジンのハミルトンと明暗を分けました。
2戦連続のパワーサーキットを乗り切ることは、いかにメルセデスのエンジンといえど過酷だったようです。
スタートで失敗したライコネンが5位
最も期待されたライコネンですが、なんとスタートを失敗。
アンチストールに入ってしまいます。
参照:いまいましいクラッチを呪うライコネン(ESPN F1)
フロントローからのスタートが水の泡となり、最後尾からの追い上げとなってしまいました。
それでも見事なリカバリーを見せ5位入賞です。
ロズベルグがリタイアしてしまっただけに、本当に惜しかった。表彰台に上って欲しかったです。
表彰台
結果、表彰台は
1位:ハミルトン(メルセデス)
2位:ベッテル(フェラーリ)
3位:マッサ(ウイリアムズ)
となりました。
ベッテルが2位で表彰台に立ったことはティフォシを満足させたと思います。
しかし、進歩したとはいえ、フェラーリとメルセデスの差はかなりあります。
ゴール時のハミルトンとベッテルのギャップは25秒以上でした。
参照:ベッテル「気持ちの上では勝利以上。最高の2位」:フェラーリ日曜コメント(オートスポーツweb)
マッサが表彰台に上がるといつもホッとします。
フェラーリ時代に、もう少しでチャンピオンというところまで行って、結局ハミルトンにさらわれてしまったので、マッサには頑張って欲しいです。
割と好きなドライバーです。
参照:「年寄りになんてことするの」とマッサ(ESPN F1)
マクラーレン・ホンダ
結局、アロンソは47周の周回数を数えたところで、パワーを失いリタイアしています。
マクラーレン・ホンダはトップとのラップタイム差が2.5秒以上という情けなさで、いつも通りマルシャの前をゆっくり走ってました。
結局、信頼性もなく最悪の結果です。
私は最近のブログ記事でマクラーレン・ホンダの不信の理由はMGU-Hにあるとしていました。MGU-Kは1周で使用できる回生パワーにリミットがあるためですが、誤りだったかもしれません。
私が今まで集めてきた情報でもMGU-Hの問題という説明が多かったのですが、以下のインタビュー記事で認識を新たにしました。
参照:ホンダ 新井康久、メディアの集中攻撃に「なぜ謝罪しなければならない?」(F1-Gate.com)
新井さんのインタビューでは「MGU-Kの起動に弱点がある」と言っています。
既に今年は捨てたような発言が気になりますが、残りのレースも攻めていって欲しいです。
残りのトークン消費はいつになるのでしょうか?
早くして、結果に繋げて欲しいですね。
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