Photo by Andy L
9月20日、ナイトレースのシンガポールGPがシンガポール市街地サーキットで開催されました。
周回数は全61周、タイヤはソフトとスーパーソフトというレースです。
2回のセーフティーカー導入がありましたが、表彰台は予選の順位と同じく、1位:ベッテル、2位:リカルド、3位:ライコネンとなりました。
ベッテルはフェラーリで3勝目、通算でセナの記録を抜く42勝目(歴代3位)をあげています。
2回のセーフティーカー導入
シンガポールGPは8回目の開催になりますが、過去7回ともセーフティーカーが入っています。今回も2回のセーフティーカーが入りました。
1度目のセーフティーカーは13周目、マッサとヒュルケンベルグのアクシデント。
ヒュルケンベルグは即時リタイアとなりましたが、マッサも30周を走行したところでリタイアしています。
2度目のセーフティーカーは37周目、一般客がコースに入るという珍事によるものです。
参照:セーフティカーがすべての答えとベッテル(ESPN F1)
参照:リカルド、侵入者にやり場のない怒り(ESPN F1)
メルセデスの失速、ハミルトンのリタイア
メルセデス勢はレースでもスピードを取り戻すことができず、順位を上げることができません。
さらに、ハミルトンはパワーを失い32周を周回してリタイアしています。
ロズベルグは淡々と周回を重ね4位でフィニッシュしています。
結果、ハミルトンとロズベルグのチャンピオンシップ争いは12ポイント縮まることになりました。
メルセデスは、このサーキットで上手くタイヤを機能させられず、フェラーリとレッドブルに遅れをとってしまいました。さらに、スペックアップしたパワーユニットにも不安を抱えることとなっています。
マクラーレン・ホンダはダブル・リタイア
シンガポール市街地サーキットが低速サーキットであることから、マクラーレン・ホンダにとっては最も期待できるサーキットでした。
しかし、まずアロンソが34周目ギア・ボックストラブルで戦列を離脱します。
ジェンソン・バトンは2回目のセーフティーカーの導入後、一時は9位を走行していましたが、マルドナドとの接触のあと、ピットでのフロントノーズの交換で14位へ後退。
53周目、バトンもリタイアとなってしまいました。
ここでもいいところがなかったマクラーレン・ホンダは以後のレースでも苦しい戦いが続くとみられます。
次戦日本GPは1週間後
シンガポールGPはフェラーリとレッドブルの活躍が目立ったレースでした。
ただ、メルセデスのパフォーマンスが通常の状態でなかっただけに、3チームの力関係がどのようになっているのかは鈴鹿ではっきりしてくるでしょう。
できれば、メルセデスと他の2チームのギャップが縮まっていることを願います。
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