photo by J.H. Sohn
オーストラリアGPも終わり、次のマレーシアGPが楽しみですが、その前に…
川井一仁さん「川井ちゃん」の解説でオーストラリアGPを振り返ったF1GPニュース2015(オーストラリアGP特集):フジテレビNEXTsmartで分かったことを、まとめておきます。
今まで、自分のみ楽しめば良かったんですけど、ブログに記載するとなると、注意が必要ですね。知らなかったことも多いんで勉強になります。
パワーユニットの構成
細分化すると42項目に分かれる(ex. MGU-H、ピストン、コンバッションチャンバー etc.)
大別すると以下の6つ
- ICE(内燃機関)
- MGU-K
- MGU-H
- ターボ
- ES(バッテリー)
- コントロールユニット
各マニュファクチャラーの残トークン
- メルセデス:7
- フェラーリ:10
- ルノー:12
- ホンダ:9
残トークンは未使用エンジンにしか使えません。
レッドブルのリカルドはフリー走行中にエンジンを壊してしまった(規約違反のアンダーウエイトだったという説もあります?)ので使用したエンジンをマイナスして、開発バージョンは2機になります。(圧倒的に不利ですね)
各社パワーユニットの特性
- メルセデス:盤石(エネルギー再生効率良し・燃費も良し・高出力)
- フェラーリ:昨年と比べると最も進歩したパワーユニットだが、燃費でメルセデスに劣る。
- ルノー:昨年と変わってない(?)、燃費が悪い、エンジンのサチュレーションあり(川井ちゃんの言うことが分かりにくかったです)。オーストラリアGPでのリカルドは燃費セーブモードで走らざるを得なかった。
- ホンダ:(???)独自の感想ではMGU-Kに設計不良があるのではないかと疑ってます。熱に耐えられない何らかの致命的な不良があるのでは?
とにかく頑張って欲しいです。
レッドブルとルノーの不協和音
レッドブルのクビアトはレコノサンスラップでギアボックストラブル、参戦不能となっています。また、リカルドもストレートのスピード不足に悩まされたようです。
原因となったのがルノーエンジンのバイブレーション(or サチュレーション)だったらしく、ホーナーやヘルムート・マルコはカンカンになってました。
ルノーはトロ・ロッソを買収してルノーチームになるのではないかという噂が絶えません。
ちなみにフェルスタッペンのリタイヤ原因はICE(エンジンそのもの)のトラブルです。
マクラーレン・ホンダの遅さ
レース前に分かっていたとおり、以下の様な理由でエンジンにデチューンが施されていました。MGU-Kのパワー及びエンジンの出力を下げていたようです。
- レースの気温(その他のコンディション)
- 1機目のパワーユニットを壊せない
- テストが不十分で確認できていない部分の利用を避けた
予選では2009年以来の2台ともQ1落ちという不名誉な記録となりました。
上位3チームのマシン
- メルセデス:Q3で2位以下のチームに1.61%の速度差あり(昨年1.26%)、パワーユニットも素晴らしいがシャシーのダウンフォースも優れているので、別次元。
- フェラーリ:タイヤのデグラデーションが少ない。予選ペースではメルセデスに対抗できないが、レースペースでは十分戦えるか(オーストラリアが燃費に厳しいコースだったため、後半燃費を抑えた走り)。
- ウイリアムズ:パワーユニットはメルセデスと同じだが、シャシーのダウンフォースが不十分と見られている。フェラーリよりタイヤのデグラデーションが速い。
今後のレースについて
- マレーシアGP(3/29):高温多湿、スコールによるウエットの可能性もある
- 中国GP(4/12):レースディスタンスが長い
- バーレーンGP(4/19):高温、燃費に厳しい
特にマレーシアはハイスピードコーナー、大きく回り込むコーナーと多彩なので、車の性能さが顕著になるようです。
※ドイツGPが中止になりました。(ニュルブルクリンク、ホッケンハイムリンクの両方とも開催の可能性は消えたようです)
感想
このような状況ではホンダはたぶんダメだと思います。
バーレーンGPまでテスト走行と考えていた方が良さそうです。
次のマレーシアGPではアロンソが、いかにレースをまとめるかに期待してみたいと思います。
参考番組及び参考サイト
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